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中学3年生(受験生)が夏休みにやるべき勉強法を紹介!勉強時間や注意点についても

中学3年生(受験生)が夏休みにやるべき勉強法を紹介!勉強時間や注意点についても 公開日:

中学3年生の夏休み、部活動も引退し、多くのお子さんが受験に向けて準備を始めます。
中学1年生、2年生の頃は「部活動」という制約がありました。

しかし中学3年生の夏休みは、約40日間がフリーになります。
ですから、この時期をいかに過ごすかで、2学期以降、大きな差がついてしまいます。

しかしせっかく時間ができたのに、気づけばスマホを触っていたり、動画を観ていたりして、全然勉強していない……なんてことはないでしょうか。

この記事では、中学3年生の夏休みという正念場を迎えたお子さんの過ごし方について紹介します。
ぜひ取り入れていただき、親子二人三脚で中学3年生の夏休みを乗り切りましょう。

中学3年生(受験生)が夏休みにやるべき勉強法(予習編)

中学3年生(受験生)が夏休みにやるべき勉強法(予習編)

夏休みの宿題が終わったら、ぜひやってほしいのが、2学期の予習です。
「予習よりも、1年生、2年生の復習の方が大事」と思う方も多いのではないでしょうか。
もちろん、復習もとても大事です。

しかし全く予習せず、2学期を迎えるのはあまりおすすめしません。
なぜなら、内申点は中学3年生の2学期テストの結果まで含まれるからです。

内申点が上がれば、それだけ合格できる高校が増え、将来の選択肢が広がります。
1学期のテストがうまくいかなかった人も、2学期で挽回できるチャンスは十分にあります。

例えば数学では、入試によく出る「相似」が登場します。
社会では暗記のボリュームが多い「日本国憲法」が登場します。
教科書を確認し、2学期で勉強する内容をおさえておきましょう。

中学3年生(受験生)が夏休みにやるべき勉強法(復習編)

中学3年生(受験生)が夏休みにやるべき勉強法(復習編)

入試問題は、中学1年生から2年生の内容が7割を占めると言われています。
予習と並行して、ぜひ中学1年生、2年生の復習にも取り組んでください。

例えば古文だったら、清少納言の『枕草子』や兼好法師の『徒然草』を、夏休みの間に読み返しておきましょう。
また活用(未然、連用、終止、連体、已然、命令)や係り結びも重要です。

英語については、be動詞、未来形、現在完了形などの文法を復習しましょう。
また、夏休みのうちに英語をたくさん聴き、リスニングに慣れておきましょう。
文部科学省では「中学校外国語における学習支援コンテンツ」というものを公開しています。
ぜひ復習の参考にしてください。

独学で勉強しているお子さんは、夏休みの間、中学1年生、2年生の内容を総復習できるドリルを買って、1冊取り組んでみると良いでしょう。
ただ中1、中2の学習範囲は広く、どこからどう手をつけていいか、迷うお子さんもいるでしょう。
多くの学習塾では、夏期講習で中1、中2の範囲を総復習します。
夏休みの間だけ、夏期講習に通うという方法もあります。
また、苦手な単元に絞って復習するなど、柔軟に対応してくれる家庭教師・オンライン家庭教師を活用するのもおすすめです。

中学3年生(受験生)の夏休み勉強時間と注意点

中学3年生(受験生)の夏休み勉強時間と注意点

中学3年生の夏休みの勉強時間

中学3年生の夏休みの勉強時間は、志望校のレベルによって変わってきます。
難関校、進学校の受験を目指す場合は、1日5〜6時間の勉強が望ましいです。
今の自分の学力よりも少し上の高校を目指すのであれば、1日2〜3時間が目安となります。

人間の集中力は、約90分と言われています。
例えば1日6時間勉強するのであれば、朝2時間、昼2時間、夜2時間など、分散させた方が、より集中して勉強できるでしょう。

そして休憩も、30分〜60分おきくらいに5分〜10分取るのが良いですね。
休憩時間におすすめするのは、適度な水分補給とストレッチです。
筋肉をほぐして血流をよくすることで、疲れた脳をリフレッシュさせ、頑張ろうという気持ちにさせてくれます。

座ったままでもできるストレッチをご紹介します。

  • 肩甲骨を前後に動かし、背中や肩の筋肉をほぐす
  • 両手を組んで後頭部に置き、頭を前に倒して首をストレッチする
  • 足首を左右に回し、下半身の血流をよくする

休憩中、この動作を10秒間、3セット繰り返します。勉強していて「集中力が落ちてきたな」「疲れたな」と感じたときは、ぜひ試してみてください。

また、20〜30分ほど昼寝をしてみるのもおすすめです。
部屋を暗くして、リラックスする音楽をかけてみましょう。
雨音や波音などの効果音もよいですね。
ただし、あまり長い間眠ってしまうと、頭がぼうっとしてしまって逆効果ですのでご注意ください。

次に、注意点を3つご紹介します。

目標を立てて勉強する

中学生の夏休みは約40日間あります。
目標を立てずに勉強するのは、どこがオアシスなのかわからないまま、砂漠を歩き続けるようなものです。
やみくもに勉強しても、なかなか続きません。目標を立ててから勉強に取り組みましょう。

目標を立てるにあたって、ぜひ参考にしてほしいのが「SMART原則」です。

Specific具体的な目標が具体的かどうか
Measurable測定可能な達成度を測れる目標かどうか
Achievable実現可能な実現可能な目標かどうか
Relevant関連した目標が自分にとって重要かどうか
Time-bound期限付きの目標に期限が設定されているかどうか

目標を立てたら、この原則に沿っているかチェックしてみましょう。
お子さんご自身だけでなく、保護者の方でもこの視点でチェックすることで、より目標の精度が高まります。

スモールステップで計画を実行に移す

せっかく壮大な計画を立てても実行できなければ意味がありません。
実行できる計画を立てましょう。
計画を実行に移すコツは「実行しやすいサイズ」に細分化することです。
ぜひ取り入れてほしいのが「スモールステップ法」です。
これは達成が困難なことでも、小さなステップに分けることで解決しやすくするやり方です。

スモールステップ法のやり方は以下になります。

  • 目標を達成するのに必要な行動や条件をリストアップする
  • リストアップしたものを優先順位や難易度に分類する
  • 分類したものを計画表にまとめる
  • 計画に沿って行動し、達成したらチェックを入れる

小さな目標を達成し、成功体験を積み重ねることで、お子さんの自信やモチベーションが高まります。
また保護者の方にとっても、お子さんの勉強の進捗状況を把握し、課題をつかみやすくするメリットもあります。

調整日を設ける

夏休みの最初の方で頑張りすぎてしまい、お盆のあたりで燃え尽きてしまい、やる気を失ってしまうお子さんがいます。
そうならないように、無理のないスケジュールを立てましょう。
おすすめは週に1回「調整日」を作ることです。
無理がある計画を立てた場合、遅れることでお子さんに大きなプレッシャーがかかってしまうでしょう。

また、突発的な用事が発生する場合もあります。
調整日を作ることで、計画の遅れを挽回することができるのです。

志望校を決める

まだ志望校が決まっていないという人は、夏休みの間に決めておくことをおすすめします。
志望校が決まることで、勉強のモチベーションアップにつながるからです。

志望校を決める際のチェックポイントを紹介します。
高校選びの参考にしてください。

  • 学校の雰囲気・校風は自分に合いそうか?
  • 偏差値や難易度に無理がないか?
  • 自分の興味ある分野の進学実績、就職実績はあるか?
  • 自分が入りたい部活動があるのか?
  • 自分の興味ある分野を学べる設備が整っているか?
  • 無理なく通学できるか?
  • どのような選抜試験があるのか?

まとめ

中学3年生にとって、夏休みは勝負のときです。
保護者の方のサポートはもちろん不可欠ですが、プラスアルファ、お子さんと伴走してくれる受験のプロが近くにいれば、こんなに心強いことはありません。

オンライン家庭教師は、勉強のサポートはもちろん、設定した目標が適切かどうか、無理がないかどうかを、お子さんの普段の学習の様子を見ながら、一緒に考えます。

春の合格発表を笑顔で迎えるためにぜひ利用を検討してみてください。

オンライン家庭教師ドリーム
教務代表 山田 祐大

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