中学2年生が春休みにやるべき勉強法(予習・復習)を紹介!勉強時間や注意点についても
公開日:早いもので中学2年生の春休みが明ければ、中学3年生・受験生ですね。
中学校生活の集大成となる中学3年生は、学業だけでなく部活動や学校行事にも一層熱が入ることでしょう。
中学2年生の春休みは、高校受験を考えている人にとって受験勉強を始める良いタイミングです。
受験勉強や受験対策を早めに始めることで、余裕が持て優位に立つことができますよ。
この記事では、中学2年生の春休みにやるべき勉強法、復習の仕方と予習の仕方についてと、勉強時間や注意点について紹介します。
有意義な春休みを過ごせるよう、ぜひ参考にしてください。
目次
中学2年生が春休みにやるべき勉強法(復習編)
中学2年生の春休みは復習に重点を置きましょう。
春休みにやるべき復習の勉強法のポイントは3つです。
- 学校の課題を早めに終わらせる
- 中学2年生までの復習・基礎固めをする
- 苦手教科・苦手分野の克服
中学2年生の学習をしっかり自分のものにすれば、中学3年生の1学期に良いスタートダッシュがきれますよ。
学校の課題を早めに終わらせる
中学2年生の春休みは、まず学校から出ている課題を早めに終わらせましょう。
課題の未提出は、内申点に関わってくるので必ず提出するようにしてください。
春休み前半で終わらせるようにします。
学校の課題を早めに終わらせることで、残りの時間を苦手科目の克服や予習、受験勉強に時間を充てることができますよ。
また、学校の課題はプリントや問題集など学校によって違いますが、ほとんどは中学2年生で学習した単元の復習です。
学校によっては春休みの課題がない学校もあるでしょう。
その場合は、今まで学校で受けた定期テストの解き直しや教科書に載っている問題を再度復習してください。
高校入試の出題範囲は、一部の私立高校を除きほとんどは教科書に掲載されている範囲から出題されています。
教科書の問題を解き直すことで復習になり、春休み明けのテスト対策にもなりますよ。
中学2年生までの復習・基礎固めをする
中学2年生の学習内容を復習しましょう。
中学2年生の時に学習した内容は、中学3年生の基礎となる部分です。
また、中学2年生で習う単元は、高校入試に必ずと言っていいほど出題されます。
基礎を疎かにしてしまうと、新しい学習内容が理解できなかったり応用問題も解くことはできません。
今の時期にしっかり復習し学習の基礎を固めましょう。
的を絞って効率的に復習する
春休みは2週間程度と短くいため、あれもこれもと手をつけてしまうとどれも中途半端に学習してしまいやすいです。
そのため、的を絞って勉強することをおすすめします。
英語や数学のような、積み上げ式の教科は今まで学習したことが土台となり、基礎から応用問題に発展していきます。
中学2年生の学習が難しい、わからないのであれば、中学2年生の基礎となる中学1年生の学習をもう一度解いてみるのも良いでしょう。
解き直ししてもわからない、理解できないところがあれば、放置せず再度確認してください。
わかったつもり、できたつもりで終わらせないようにしっかり復習をします。
どうしても自分の力では解けない、理解できない時は、学校の先生や塾の先生に質問し、解説してもらいましょう。
また、暗記科目は一回で覚えようとするのではなく、朝の短い時間や寝る前などの短い時間を利用して何度も繰り返し勉強します。
部活動で忙しく、勉強の時間がまとまって取れない人にも効果的な方法ですよ。
易しい問題集を使って基礎固めをする
基礎固めは問題集を使用し、難易度は易しいものを使いましょう。
なぜなら、易しい問題集を使えば、つまづいた問題は記憶に残り易く、正解するまでの解き直しに心に余裕が持てるからです。
また、問題集は何度も繰り返し使います。最低3回は繰り返し解きましょう。
問題集が簡単に感じたら、解き終わった後に少し難易度が高い問題集に変えます。
中学3年生の夏休みまでに、基礎固めが終わるように春休み後も勉強を続けましょう。
苦手教科・苦手分野の克服
春休みのうちに、苦手教科・苦手分野を克服しましょう。
中学1〜2年生で学習したことが、中学3年生の学習の基礎になります。
今までの学習が理解できていないと、中学3年生の授業についていけないという事態に陥ってしまうかもしれません。
苦手分野・苦手分野を克服するには、細分化して取り組むことがおすすめですよ。
苦手科目・苦手分野は細分化しよう
苦手科目・苦手分野は細分化し、分析することがポイントです。
出来るところ、出来ないところを見つけ出し、出来るところから取り組んでください。
分析時で、自力で頑張っても難しいところは他を克服してから再度取り組みましょう。
一つの段階でも細かく分けて取り組むことで、1つずつ積み上げていくことで徐々に理解出来るようになり、得意に変わっていきます。
苦手だからといって放置することはせず、手を止めずに勉強することが大切です。
苦手科目は成績アップのチャンス!
苦手科目を克服できれば、今まで取りこぼしていた分の点数を加算できるので、取りこぼしていたら点数が大きいほど成績アップできます。
さらに、「苦手を克服できた」という経験が、勉強面だけでなく精神面での自信や成長に繋がり、今後の受験や人生の糧となるでしょう。
苦手はチャンスです!
中学2年生が春休みにやるべき勉強法(予習編)
中学2年生の春休みは、復習を中心に勉強していきますが、予習にも取り組んでみましょう。
春休み明けから3年生の範囲も始まり、定期テストの範囲も広がります。
また、春休みは短いため新学期にすぐ結果を出すのは難しい人もいるかもしれません。
そのため、復習だけでなく3年生の学習の予習を並行して勉強しておくとよいでしょう。
予習には、主に以下のメリットがあります。
- 学校の授業が理解しやすくなり、授業に集中できる
- 予習をしておくと、わからない箇所・難しい箇所を把握しているため授業で聞くべきポイントがわかる
- 授業についていけない、わからない箇所さえわからなくなるなどのリスクを減らせる
- 授業中の挙手発言が増え、自信がつく
- 授業の理解度が上がり、効率よく学習を進められる
春休みだけでなく、これからの勉強でも簡単に取り組める予習法を紹介するので参考にしてください。
- 教科書を音読する
- 解説付きの例題を解く
教科書を音読する
国語・英語・社会の文系科目は、まず「音読」をしましょう。
一度音読するよりも、複数回音読した方が理解ができますよ。
できれば3回音読しましょう。
時間がないという時は、要点だけでも目を通すようにします。
音読後に
- わからない漢字の読みや意味を調べておく
- 英単語の意味を調べておく
英語は、自力で和訳できない箇所や理解できない文法を洗い出します。
予習ではわからない箇所を明確にし、授業で理解を深めるように心がけましょう。
解説付きの問題を解いてみる
数学や計算問題がある理科などの理数教科は、教科書を読んだ後、解説付きの例題を実際に解いてみましょう。
予習の時点では無理に深追いする必要はないので、無理に解こうとする必要はありません。
解説を読んでもわからない時は、わからない箇所にマーカー等で線を引き、学校の授業でしっかり解説を聞いてください。
文章だけではイメージが出来ない場合は、YouTube等で解説付きの動画を視聴するのもおすすめですよ。
視聴することにより興味づけや具体的なイメージ、単元の理解が深まります。
計算問題のない理科は、文系科目同様に教科書を音読をして予習をしてください。
中学2年生の春休み勉強時間と注意点
中学年生の春休みの平均勉強時間の目安は1日3時間です。
しかし、志望校によっては1日3時間では足りず5時間以上になる人もいます。
一方で、部活動が忙しい人、今まで勉強をしてこなかった人にとっては3時間は多すぎると感じる人もいるかもしれません。
中学2年生が春休みの勉強時間のポイントと注意点についてお伝えします。
勉強計画はゴールから逆算して立てる
4月から受験学年となるため、定期テスト対策だけでなく高校受験に備えた勉強計画を立てる必要があります。
春休みの勉強計画の立て方のポイントは2つです。
- 志望校合格から逆算して計画を立てる
- 無理のないスケジュールを立てる
- 優先順位をつけておく
志望校合格から逆算して計画を立てよう
- 志望校を決める
- 志望校と自分の学力を把握する
- やるべき課題が明確化する
- 具体的なスケジュールを立てる
高校受験を検討していて志望校が決まっていない人は、早めに志望校を決めましょう。
ゴールを決めることで、
- 何を
- どのレベルまで
- いつまでに
効率的な学習スケジュールを組むことができます。
無理のないスケジュールを組む
受験は長期戦です。
1日単位のスケジュールではなく、1クール単位、一ヶ月、週単位と大まかな目標を決めて勉強を進めましょう。
計画通りにいかなくても、そのたびごとに調整ができるように余裕を持った無理のないスケジュールを組むようにします。
優先順位をつけて勉強しよう
勉強計画には、勉強する内容によって優先順位をつけておきます。
「部活が忙しい。」
「突発的な予定が入ってしまった。」
など、スケジュールに変動があったときも、何を優先的に勉強すべきかわかりやすいです。
とはいえ、後回しばかりしていると春休み中にやるべき課題が終わらなかった…なんてことも起きかねないので、決めた期日を確実に進められるように励みましょう。
時間を意識して勉強に取り組む
部活動に参加している人は、限られた時間で勉強をしなければなりません。
そのため、隙間時間を有効活用しましょう。
- 夜寝る前に暗記教材を勉強する
- 朝少しだけ早起きして勉強する
- 通学時間や移動時間を勉強にあてる
まとまった勉強時間が確保できなくても、小分けにして勉強時間を確保してください。
隙間時間に使えるような教材もおすすめです。
また、部活動で疲れて眠くなってしまうという人は、目覚まし15分〜30以内にセットして仮眠をとってから勉強に取り組むといいでしょう。
適度な仮眠やお昼寝は身体だけでなく、脳のリフレッシュにもなるのでおすすめです。
規則正しい生活を送る
学校がない長期休みは、生活リズムが不規則になりやすいです。
勉強でもスポーツでも、高いパフォーマンスを発揮するには規則正しい生活が欠かせません。
春休み中も、学校がある日と同様に規則正しい生活を送るようにします。
- 起床時間は学校がある日と同じ時刻
- 朝ごはんをしっかり食べる
- スマホやテレビの視聴時間を決める
- 適度に運動やリフレッシュする
- 最低6時間以上の睡眠を確保する
受験では、食生活・睡眠・予防を日常的に気をつけることが欠かせません。
高校受験本番に向けて、春休みから生活リズムを整えていきましょう。
勉強0の日を作らない
中学2年生の春休みは、最後の部活動に力を入れている人も少なくないでしょう。そのため部活に意識が向き、勉強は後回しにしてしまいやすいです。
しかし、高校進学を考え部活動と両立しながら勉強も頑張っている人も多くいます。
「今まで学習習慣がない」
「部活動が忙しくてでまとまって勉強時間が取れない」
「1日に勉強3時間も無理だよ!」という人は1日1時間でも、隙間時間を利用して勉強を頑張ってみましょう。
勉強習慣がない人は勉強習慣を身につけ、毎日コツコツ続けていくことが大切です。
今日は疲れて出来ない、という日でも10分だけでも英単語を覚える、漢字練習をする教科書を音読するだけでもかまいません。
勉強時間「0」の日を作らないことを心掛けてください。
- 何度演習を繰り返しても解けない、わからない
- 勉強計画が立てられない
- 勉強の仕方がわからない
という人は、冬休みを効率よく復習・予習を行うためにオンライン家庭教師サービスの利用もおすすめです。
まとめ
中学2年生が春休みにやるべき勉強法、勉強時間と注意点について紹介してきました。
中学3年生のスタートダッシュや高校受験に向け、春休みはとても重要な時期です。
中学2年生の春休みは時間を有効活用し、新学期と高校受験へ向けて勉強に取り組みましょう。
志望校合格から逆算した勉強計画を立て、春休み中の勉強時間は目標3時間、難関校を目指す人はそれ以上に勉強に励んでください。
中学1年生〜2年生の学習の復習・基礎固めを始め、中学3年生の学習の予習もできるとより成績アップが見込めますよ。
最後の中学校生活がより充実するように、また高校受験に向けて頑張ってください。