中学生のテスト勉強、何から手をつける?教科別に見る点数アップのコツ
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中学生になると定期テストの成績が通知表や高校入試に直結してくるため、「少しでもいい点を取りたい」と考える生徒は多いはずです。
とはいえ実際にテスト勉強を始めようとすると、
- どこから手をつければいいのか分からない
- 長時間机に向かっているのに成績が伸びない
- 学校のワークは何周すればいいのか
- 教科ごとにどんな対策をすればいいのか
といった悩みにぶつかる人も少なくありません。
点数を伸ばすうえで大事なのは、勉強時間をただ増やすことではなく、「自分がまだ理解できていない部分」を見つけ出し、暗記と演習をバランスよく積み重ねていくことです。
この記事では、テスト勉強の基本的な進め方から教科別の対策法、そして点数が伸び悩む勉強のパターンまで、順を追って紹介します。
まずは「テスト範囲の把握」から

問題集にいきなり手をつける生徒もいますが、最初にやるべきは「今回どこまでが出題範囲なのか」を確認することです。
定期テストの問題は基本的に授業で扱った内容から出されます。
範囲表が配られたら、教科書のページ、学校ワークの該当箇所、プリント、ノートなどをひと通りチェックしておきましょう。
このときに意識したいのは、範囲全体を見渡して「もう解ける部分」と「まだ曖昧な部分」を仕分けすることです。
すでにできる内容を何度も繰り返すより、理解が浅い単元に時間を割いたほうが得点効率は高くなります。
たとえば数学で正負の数はできても方程式でつまずくなら方程式を優先し、英語で単語は覚えていても文法問題で失点しているなら文法を重点的に見直す、といった具合に、自分の弱点に応じて時間配分を調整することがポイントです。
学校のワークはまず一周解いてみる
定期テスト対策の中心となる教材の一つが、学校配布のワークです。
授業プリントや学校ワークに似た問題がそのままテストに出ることも珍しくありません。
テスト期間に入ったら、まず範囲内のワークを一通り解いてみましょう。
このとき「終わらせること」自体を目標にしないよう注意が必要です。
解答を見ながら空欄を埋めたり、一度解いただけで満足したりすると、本番ではなかなか得点に結びつきません。
1周目は自分がどこまで解けるかの確認と割り切り、間違えた問題やあやふやだった問題には印をつけておきます。
次に、印をつけた問題だけをもう一度解き直す。これを繰り返して「解答を見なくても自力で解ける」状態に仕上げていくのがテスト勉強の基本です。
3周すれば必ず高得点が取れるという単純な話ではなく、すでにできる問題を3回解くより、苦手な問題を解けるようになるまで繰り返すほうがよほど効率的です。
「理解した」と「自分で解ける」は別物
テスト勉強にありがちな失敗が、解説を読んで納得した時点で終わりにしてしまうことです。
数学の解き方や英語の文法ルールを読んで「なるほど」と思うことはよくありますが、理解したことと実際に自力で解けることは同じではありません。
本番では教科書も解説も見ずに答えを出す必要があるため、解説を確認したあとは必ず自分の手で類題を解いてみましょう。
数学なら解法を確認後に似た問題を、英語なら文法を確認後に日本語から英作文を、理科・社会なら教科書を閉じて用語や理由を自分の言葉で説明できるかを試します。
「見れば分かる」から「見なくても答えられる」への切り替えが、そのまま得点力につながります。
英語:単語と文法は別々に対策する
英語のテストでは単語、文法、教科書本文など複数の要素が問われます。
まとめて勉強するより、それぞれ分けて対策したほうが効果的です。
単語は「見て意味が分かる」だけでは不十分なケースがあります。
日本語を見て英単語を書かせる問題も出るため、スペルまで正確に書けるようにしておきましょう。
単語帳を眺めるだけでなく、何も見ずに書いて確認する作業を繰り返すことが大切です。
文法はルールの暗記だけでなく、実際に問題を解きながら使い方を体に覚えさせます。
たとえば三単現のsであれば、「主語がheやsheのときの動詞変化」を理解したうえで、並べ替え問題や英作文にも取り組んでみましょう。
教科書本文が範囲に含まれる場合は、意味の理解だけでなく、重要表現や文法がどの部分に使われているかまで確認しておくと安心です。
数学:解き方を説明できるかがカギ
数学では問題数をこなすことも重要ですが、それ以上に「なぜその答えになるのか」を理解しているかが問われます。
公式の丸暗記だけだと、数字や問われ方が少し変わるだけで対応できなくなりがちです。
まずは教科書の例題や学校ワークの基本問題で解き方の基礎を固め、そこから徐々に応用問題へと進みましょう。
間違えた問題は正しい答えを書き写して終わりにせず、「どこでつまずいたのか」を確認することが重要です。
計算ミスなのか、公式の使い方を間違えたのか、問題文の読み取りに問題があったのかによって、対策は変わってきます。
特に数学が苦手な人は、難しい応用問題を何問も解くより、まず基本問題を確実に得点できる状態にすることを優先しましょう。
定期テストは基本問題の配点も大きいため、取りこぼしを減らすだけでも点数は伸びます。
国語:漢字だけでなく文章読解も対策する
国語は「何を勉強すればいいか分からない」と感じる生徒が多い教科です。
まず漢字や語句など、覚えれば確実に得点できる部分を固めましょう。
ただし漢字だけでは高得点は狙いにくいため、教科書で扱った文章の復習も欠かせません。
授業で先生が説明した内容やノートの重要ポイントを見返しながら、「登場人物がその行動を取った理由」「筆者が伝えたいこと」などを整理しておきます。
記述問題は答えを丸暗記するのではなく、本文中のどの部分を根拠に答えるのかを意識する練習が効果的です。
文法や古文・漢文が範囲に含まれる場合は、学校ワークやプリントで問題演習もしておきましょう。
理科:暗記分野と計算分野を分けて対策する
理科は単元によって勉強法を変える必要があります。植物や人体などの分野は用語や仕組みの暗記が中心になる一方、電流・圧力・密度・化学反応などは計算問題が絡んできます。
暗記分野は教科書を読むだけでなく、「自分の言葉で説明できるか」を確認しながら覚えるのがおすすめです。
たとえば「光合成とはどのような働きか」を説明してみるといった方法が効果的です。
計算問題は数学同様、公式を覚えるだけでなく「どんな場面でその公式を使うのか」まで理解しておく必要があります。
また実験に関する出題も定期テストの定番です。
実験方法だけでなく、目的・結果・そこから分かることまでセットで整理しておきましょう。
社会:用語は単独で覚えない
社会は覚える量が多いため、直前になって慌てて暗記しようとする生徒も少なくありません。
ただし人物名や出来事、地名をバラバラに覚えると、知識が混ざって定着しづらくなります。
歴史なら「誰が」「いつ頃」「何をしたのか」を関連づけて整理し、地理なら地域の特徴と産業・気候・地形を結びつけ、公民なら制度の名前だけでなく仕組みや役割まで理解すると、応用的な問題にも対応しやすくなります。
社会でも重要なのは、教科書やノートを繰り返し読むことより「何も見ずに答えられるか」の確認です。
一問一答や学校ワークで繰り返し演習し、間違えた箇所を重点的に復習しましょう。
勉強しているのに点数が伸びない理由
毎日勉強しているのに成績が上がらない場合は、勉強法そのものを見直す必要があるかもしれません。
よくあるのが「勉強時間は長いのに問題を解く時間が短い」というパターンです。
教科書を読む、ノートをまとめる、単語を眺めるといった勉強も必要ですが、それだけでは自分の理解度を正確に把握できません。得点力をつけるには、実際に手を動かして問題を解くアウトプットの時間が不可欠です。
また、すでに解ける問題ばかりを繰り返している場合も注意が必要です。
解ける問題を何度解いても得点の伸びは限定的なので、間違えた問題や苦手単元に時間を使いましょう。
間違えた問題の答えを赤ペンで書き写して終わりにするのも避けたいパターンです。
大切なのは、後日その問題を解き直したときに正解できるかどうかです。
テスト直前は新しい問題より「間違えた問題」の見直しを
テスト前になると不安から新しい問題集に手を出したくなるものですが、直前期は新しいことを増やすより、これまで間違えた問題を再確認するほうが効率的です。
学校ワークで印をつけた問題、授業中に間違えた問題、小テストで落とした内容を優先的に見直しましょう。
英単語や漢字、理科・社会の重要語句など、短時間でチェックできる暗記分野を最後に確認するのもおすすめです。
「全部やらなければ」と気負うと焦りにつながります。
すでにできることより、あと一歩で得点に結びつきそうな部分を優先しましょう。
高得点を狙うなら「基本問題の取りこぼし」をなくす
高得点を目指すには応用問題への対応力も必要ですが、その前にまず確認すべきは基本問題を確実に正解できているかどうかです。
難しい問題を1問正解しても、簡単な計算問題や漢字・単語で何問も失点していては点数は伸びません。
特に現在の得点が40〜50点台であれば、応用問題より先に基本問題を固めるほうが点数アップにつながりやすいでしょう。
まずは学校ワークの基本問題を自力で解ける状態にし、そのあとで標準問題、応用問題へと進む順番を意識してください。
自分に合った勉強法を見つけることも大切

テスト勉強には基本的な型がありますが、すべての生徒に同じ方法が最適とは限りません。
書いて覚えるのが得意な人もいれば、声に出したほうが定着しやすい人もいます。
一人で計画的に進められる人もいれば、何をどこまでやればいいか迷ってしまう人もいるでしょう。
大切なのは、自分がどこでつまずいているのかを把握することです。
単語が覚えられないのか、数学の解き方が分からないのか、そもそも勉強に取りかかるまでに時間がかかるのか、原因によって必要な対策は変わります。
自分では原因が分からないときは、学校の先生や塾、家庭教師などに相談しながら勉強法を見直すのも一つの方法です。
まとめ
中学生のテスト勉強で大切なのは、長時間机に向かうことよりも「できない部分をできるようにする」という視点です。
まずテスト範囲を確認し、学校ワークを一通り解いて自分の弱点を洗い出しましょう。
そのうえで間違えた問題を繰り返し解き直し、解答を見なくても答えられる状態を目指します。
英語は単語と文法、数学は基本問題と解き方の理解、国語は漢字と文章読解、理科は暗記と計算、社会は知識同士のつながりというように、教科ごとに意識するポイントを変えることも重要です。
そしてテスト直前は新しい教材に手を広げるより、これまで間違えた問題や覚えきれていない内容の総復習に時間を使いましょう。
点数が伸び悩んでいるときは、勉強時間の不足とは限りません。
やり方や優先順位を少し変えるだけで、結果が変わることもあります。
「何をすればいいか分からない」状態から一歩踏み出し、苦手を一つずつ減らしていくことが、定期テストの点数アップへの近道です。