中学生必見!効率の良いテスト勉強法やコツを科目ごとに紹介!
公開日:「うちの子、部活ばっかりして、全然勉強していないけど、大丈夫かしら」
「それなりに勉強しているはずなのに、テストの点数が全然伸びない」
「塾の回数を増やした方がいいのだろうか。でもお金がかかるし……」
お子さんのテストに関する悩みはつきませんよね。
もしかしたらその悩みは、勉強方法を見直すことで解消されるかもしれません。
今回は、効率の良いテスト勉強法やコツについてご紹介します。
ぜひお子さんと一緒にご覧ください。
国語の効率の良いテスト勉強法
国語を効率よくテスト勉強するコツは、まず漢字からマスターすることです。
漢字を覚えるには、とにかく字を書きましょう。
もしかしたら「大変だし時間がかかりそう」と思われるかもしれません。
漢字は、書くことが一番効率的な覚え方です。
漢字は努力したらした分だけ、確実に点数として返ってきます。
ただしすでに覚えている漢字まで何度も練習してしまうのは、効率的ではありません。
最初にテスト範囲の問題を一通り解き、自分がどの漢字をまだ覚えていないかを把握するところから始めましょう。
そして間違えた漢字だけを練習することで、効率的に勉強を進められます。
一通り問題集を解いたら他の勉強に進み、また数日後に漢字問題にチャレンジしましょう。
これを繰り返すことで、漢字が自分の知識として定着します。
また、古文も暗記が得点に結びつきやすい科目です。
教科書や問題集で紹介されている、代表的な古語は暗記してしまいましょう。
「現代文は得意だけど、古文は苦手」という人は多いです。
ぜひ勉強して差をつけましょう。
読解問題については、わからない言葉をなくしましょう。
わからない言葉をそのままにしておくと、文章を理解できないので効率的に学習を進められません。
辞書を引いて、わからない言葉をなくすクセをつけるのが大切です。
文章を読むときは、どのような出来事があったのか、その出来事が主人公(筆者)の気持ちや考えにどのような影響を与えたのかに着目しながら読んでみましょう。
数学の効率の良いテスト勉強法
数学を効率よくテスト勉強するコツは、答えではなく解き方を覚え、理解してから問題を解くことです。
数学は料理に似ていると言われています。
完成した料理(=答え)をいくら眺めても、その料理を作れるようにはなりません。
またレシピ(=解き方)を知らずに作ろうとしても失敗してしまいます。
レシピを知ることで料理を完成させられますし、さらにレシピを応用して、違う料理を作ることも可能になるのです。
数学におけるレシピは公式です。
まずは公式を覚えましょう。
しかしレシピを覚えただけでは料理を作れるようにはなれません。
数学も料理と同様、どんどん実践していくのが大切です。
わからないところは、解説を見てしまってもかまいません。
わからないまま時間をかけるよりは、解説を読んで「そうだったのか」と理解してから他の問題にチャレンジした方が効率的なのです。
もし数学のテスト勉強で、解けない問題がたくさん出てきた場合は、一度前の単元に戻って復習してみてください。
もしその単元がテスト範囲でなかったとしても、復習するのがおすすめです。
なぜなら数学は、前の単元で学んだことを土台にして、どんどん新しいことを学んでいく科目だからです。
数学では、1つのつまずきを解決することで、他の問題もすらすら解けるようになることが多々あります。
前の単元に戻ることは、一見非効率に見えて、実はとても効率的なやり方なのです。
英語の効率の良いテスト勉強法
英語を効率よくテスト勉強するコツは、単語と文法を暗記すること、そしてとにかくどんどん声に出すことです。
単語と文法を覚えていない状態で長文問題にチャレンジしても。
単語や文法がわからない状態では内容を理解できず、効率的ではありません。
単語と文法を暗記するには、とにかく発音することです。
単語や英文を何度も声に出し、それを自分の耳で聞きましょう。
読みながら頭の中で日本語に訳せるレベルまで練習するとよいでしょう。
音読は、暗記だけでなくリスニング対策にもなる、とても効率的な学び方です。
インターネット上で、「聴くだけで英語力アップ」という教材を見かけることがあります。
しかし自分で発音できない単語をいくら聞いても、リスニング力は身につきません。
最近は、QRコードを読み取り、音声をスマートフォンやタブレットで確認できる問題集が市販されています。
発音するときは、ネイティブに近づけることを意識してみてください。
また、英語で残念なミスといえば、やはりスペルミスでしょう。
覚えたつもりになっていても、いざ書いてみると「aとeのどちらだっけ?」と迷ってしまうことはよくありますよね。
目で読むだけでなく、何度も繰り返し書いて覚えましょう。
理科の効率の良いテスト勉強法
理科を効率よくテスト勉強するコツは、図とセットで覚えること、そして原因と結果の関係をつかむことです。
理科は、カタカナ用語や難しい専門用語がよく出て来ますよね。
文字だけを追っても、なかなか頭には入りません。
人体や植物のしくみなど、教科書や問題集にある図を見ながら、実際にノートに書いてみましょう。
図鑑を活用するのもおすすめです。
理科は暗記力と、数学のように公式を覚えてそれを活用する力、両方の力が求められる科目です。
丸暗記だけでは、良い点数は取れないでしょう。
理科で大切なのは「なぜその結果になるのか」を理解することです。
結果には必ず原因があります。
例えば鏡に物が映るのは、物から来る光が鏡に跳ね返り、目に入るからです。
原因と結果をつかめていないと、応用問題でつまずいてしまいます。
問題を繰り返し解き、自分のものとして使いこなせるようにしましょう。
また、理科は単位の間違いによる減点が多い科目です。
普段の勉強でも単位を意識し、答案でのケアレスミスを防ぎましょう。
社会の効率の良いテスト勉強法
社会の効率の良いテスト勉強法は、出来事を、起こった場所や文化などの背景とセットで覚えることです。
これは歴史だけでなく、地理や公民にも言えます。
「あまり余計なことを覚えるのは効率的ではない、教科書で太字になっている部分だけを暗記した方が効率的じゃないの?」と考えている人もいるかもしれません。
しかし社会では、点と点で散らばった知識を、いかに線として結びつけるかが大切です。
点のままだと、せっかくその場では記憶できても、すぐに忘れてしまいます。
線として結びつけることで、自分の知識として定着しやすくなるのです。
社会はほとんどが暗記の科目です。
その分、他の科目よりも覚えなければいけないことがたくさんあります。
移動時間などスキマ時間を見つけて、少しずつ知識を増やしていきましょう。
語呂合わせで覚えるのは、知識として定着しやすいのでおすすめです。
こちらも動画で語呂合わせを紹介しているものがいろいろありますので、探してみるのもよいかもしれません。
またその土地や歴史を舞台にした小説や漫画、ドラマなどに触れてみるのもよいですね。
まとめ
最後に、これまでご紹介したことをおさらいします。
国語 | 漢字を書いて覚える、読解は筆者・登場人物の気持ちと出来事を意識して読む |
数学 | 答えではなく解き方を覚え、理解してから問題を解く |
英語 | 単語と文法を暗記する、声に出して読む、ネイティブの発音を意識する |
理科 | 図とセットで覚える、原因と結果の関係をつかむ |
社会 | 出来事を、起こった場所や文化などの背景とセットで覚える |
さて「勉強は嫌いだけど、ゲームは好き!」というお子さんは多いのではないでしょうか。
テスト勉強も、ゲームのようなものです。
武器も必殺技も何も持たずに強敵に挑んでも、返り討ちにあってしまいます。
まずは弱い敵から倒して力をつけ、武器や必殺技の使い方を覚えることで、初めて強敵に勝利できるのです。
どうすれば自分が効率的にレベルアップできるかを、常に意識してみましょう。
そして一番効率の良いテスト勉強法は、ずばり楽しむことです。
ぜひゲームのように、お子さんとテスト勉強を楽しんでみてください。