中学2年生が冬休みにやるべき勉強法(予習・復習)を紹介!勉強時間や注意点についても
公開日:「中学2年生の冬休みは何を勉強すればいい?」
「復習はどこからすべき?」
「冬休みの勉強時間はどのくらい?」
とお悩みですね。
中学2年生が冬休みにやるべき勉強は、学校の課題を早めに終わらせること。
そして、今までの復習を中心に1日2時間から3時間勉強しましょう。
しかし、冬休みはクリスマスや年末年始などイベントが多いです。
もしかしたら「冬休みくらい…」という考えをしている人もいるかもしれません。
しかし、その考え方はNG。
来年の今頃は中学3年生、受験を目前に控えています。
冬休みの勉強でいかに今までの学習を定着できるかによって、今後の成績や高校受験を左右させる重要な時期です。
中学3年生になると中学3年生の学習に追われてしまい、中1・中2の復習に時間が取れない人も少なくありません。
「受験勉強は中学3年生になってからでいいや」と思わず、中学2年生の冬休みにしっかり復習と予習をし、受験の準備を始めてください。
この記事では、中学2年生が冬休みにやるべき勉強法、勉強時間や注意点についても紹介します。
目次
中学2年生が冬休みにやるべき勉強法(復習編)
中学2年生が冬休みにやるべき勉強は苦手科目を克服し、基礎を定着させること。つまり復習です。
高校受験では、中学1年〜2年生で学習する内容が多く出題される傾向があります。
中学3年生になって受験を目前にしても慌てないように今うちに基礎を伸ばし、応用問題に対応できる力をつけていきましょう。
それでは、中学2年生の冬休みの復習の勉強法のポイントを教科別に解説します。
- 冬休みは主に数学と英語に注力する
- 国語はテストの見直し、語彙と漢字をやり直しする
- 理科・社会は暗記と苦手な単元を洗い出す
冬休みは主に数学と英語に注力する
中学2年生の冬休みは、主に数学と英語に注力し苦手な単元の克服を目標に取り組んでください。
今までの定期テストなどをやり直し、抜け漏れをチェックしましょう。
数学
中学2年生で学習した内容は、中学1年生で学習した内容と関連しています。
中学1年・中学2年の数学の基本ができているか下記で確認してみましょう。
- 式の計算 → 中1:項と係数
- 連立方程式 → 中1:方程式
- 一次関数 → 中1:比例
- 平行と合同 → 中1:平面図形
- 図形の性質 → 中1:平面図形
中学2年生の学習は、小学校から今まで積み重ねてきた算数・数学がどれだけ定着しているかによって成績が左右されます。
数学の成績が下がってきた・授業が理解できないという人は、中学2年生の復習だけでなく中学1年・小学校にまでさかのぼって見直しをすることが重要です。
冬休みにしっかり今までの学習を理解・できるまでレベルをあげ、3学期の学習、3年生の数学の成績アップを目指しましょう。
英語
中学2年生の英語の成績は、中学1年生で学習した英語の基本がどれだけ掴めているかで、成績に差が出てきます。
中学1年・中学2年生の英語の基本が出来ているか、下記で確認してみましょう。
- be動詞の過去形 → 中1:be動詞
- 未来形 → 中1:助動詞
- 接続詞 → 中1:接続詞・疑問詞
- 助動詞 → 中1:助動詞
- 不定詞・動名詞 → 中1:進行形
中学2年生の英語は、1年生で学んだ英語の表現に新たな表現の仕方や技法を学んでいきます。
英語の基礎を理解した上で新しい英語表現を身につけていくと、理解度が深まり英語の学者がますます楽しくなりますよ。
今までのテストで幅広く見直しをする
国語の復習は、学校で使っている教科書からテキスト、定期テストを使用して見直しから始め、抜け漏れしている語彙や漢字を完璧に覚えましょう。
現代文・古文・漢文まで幅広く見直す必要がありますが、短い冬休みの期間に全てを解き直すのは難しいです。
短い冬休みの時間を効率的に使うためにも、苦手分野に絞って学習します。
また、自分で考える力は重要ですが、どうしてもわからない問題は解説や解答を見て解き直しをしてください。
理解ができない箇所には印をつけておき、冬休み明けに先生に聞く、プロに解説してもらうのもいいでしょう。
暗記科目は効率よく勉強する
理科・社会のように暗記科目と呼ばれる科目は、国語・数学・英語に比べて入試目前でもなんとかなると後回しにされやすい科目ですが、一夜漬けのような暗記では本当の理解はできません。
しかし短い冬休みに、あれもこれもと手をつけると全てが中途半端になってしまいます。
まずは学習の基礎となる教科書を音読し、理解しにくい箇所やわからない場所を洗い出し苦手な単元に絞って復習してください。
暗記したい単語・現象・年号などは見て覚えようとするだけでなく
● 音読しながら書いて覚える
● 関連させて覚える
● 解説がわかりやすい絵や動画を利用して覚える
自分にあった勉強方法で効率よく復習をしましょう。
中学2年生が冬休みにやるべき勉強法(予習編)
予習で前もって次の学習の情報を少しでも頭に入れておくことで、授業の理解度を上げ効率的に学習を進められるようになります。
新学期からの成績をあげるために、ぜひ予習にも取り組みましょう。
予習の主なメリットは以下の通りです。
● 学校の授業が理解しやすくなり、授業に集中できる
● 予習をしておくと、わからない箇所・難しい箇所を把握しているため授業で聞くべきポイントがわかる
● 授業についていけない、わからない箇所さえわからなくなるなどのリスクを減らせる
● 授業中の挙手発言が増え、自信がつく
● 授業の理解度が上がり、効率よく学習を進められる
冬休みだけでなく、休み明け後の日常でも簡単にできる予習の勉強法を紹介するので、ぜひ実践してください。
● 教科書を音読する
● 解説付きの例題を解く
教科書を音読する
国語・英語・社会の文系科目は、まず「音読」をしましょう。
一度音読をするだけでも効果ありですが、3回は音読するとベストです。
時間がないという時は、要点だけでも目を通すようにすると良いでしょう。
音読後に
● わからない漢字の読みや意味を調べておく
● 英単語の意味を調べておく
英語は、自力で和訳できない箇所や理解できない文法を洗い出しておきます。
予習ではわからない箇所を明確にし、授業で理解を深めるように心がけてください。
解説付きの問題を解いてみる
数学や計算問題がある理科などの理数教科は、教科書を読んだ後、解説付きの例題を実際に解いてみましょう。
予習の時点では無理に深追いする必要はありません。
解説を読んでもわからない時は、わからない箇所にマーカー等で線を引き、学校の授業でしっかり解説を聞いてください。
理科の場合は、YouTube等で解説付きの実験動画を視聴するのもおすすめです。
視聴することにより興味づけや具体的なイメージ、単元の理解が深まります。
計算問題のない理科は、文系科目同様に教科書を音読をして予習をしましょう。
中学2年生の冬休み勉強時間と注意点
中学2年生の冬休みは、1日2時間から3時間は勉強しましょう。
しかし、計画性のない取り組みや、その日の気分で一日の勉強計画がコロコロ変わるのはおすすめできません。
ここからは、中学2年生の冬休みの勉強時間と過ごし方と学習計画の立て方の注意点についても紹介します。
勉強時間と過ごし方の注意点
中学2年生の冬休みの勉強時間は少なくとも2時間以上、理想は3時間です。
しかし、家には誘惑が多く集中できないという人も中にはいることでしょう。
勉強に集中できないときは、自分の身の回りの環境を整えてから勉強に取り組んでください。
● 勉強机を整頓する
● スマートフォンの電源は切る
● 漫画やゲーム等は目につく場所に置かない
● 勉強する場所を変えてみる
ダラダラと過ごしてしまう人は、タイマーをセットして「締め切り効果」を利用するのもおすすめです。
高校受験では、中学2年生の2学期に学習した内容がよく出題されます。
来年の今頃は受験を目前に控えているということを意識して勉強に取り組み、徐々に受験意識を高めていきましょう。
中学2年生の冬休みの勉強計画の立て方
2週間ほどと短い冬休みを有効的に過ごすには勉強計画が大事です。
● 学校の課題は年内に終わらせる
● 逆算して学習計画を立てる
● 0の日を作らない
冬休みが始まったら、12月中に学校の課題を終わらせてください。
なぜなら最初に学校の課題を終わらせる事で、自分の苦手分野や抜け漏れを確認する事ができるからです。
年が明けると、あっという間に3学期が始まってしまいます。
学校の課題が残っていると他の勉強に集中できなかったり焦ったりするので、早めに終わらせることを心がけましょう。
続いて、学習計画を立てる時のポイントを紹介します。
- やるべき課題をすべて洗い出す
- 大まかなスケジュールを組む
- それぞれの期日(ゴール)を設定する
- 期日に間に合わせるために、一日の勉強すべき量を決める
細かく学習計画を設定しすぎると、学習計画を作ることに時間を奪われてしまったり、こだわり過ぎて上手くいかないことがあるので注意してください。
また、中学2年生の冬休みは「勉強を全くしない」「勉強時間0の日」は作らないようにしましょう。
これから3年生になって勉強もさらに難しくなり、受験に向けて勉強時間も増えていきます。
勉強習慣のない人が、中学3年生になって何時間も勉強するというのは難しいのです。
ですが、ただダラダラと長時間机に向かっているだけでは効率の良い勉強とは言えません。
自分が設定した期日に間に合う様、柔軟に対応し、メリハリを持って勉強に取り組んでください。
● 冬休みの勉強計画が立てられない
● 勉強法がわからない
● 学校の勉強についていけない
● どこがわからないかもわからない
という人は、冬休みを効率よく復習・予習を行うためにオンライン家庭教師サービスの利用もおすすめです。
まとめ
中学2年生がやるべき勉強法、勉強時間と注意点について紹介してきました。
中学2年生で学んだ内容は、高校受験の問題によく出題されます。
また、中学3年生になると復習に時間を取れなくなってくるので、冬休みが今までの学習を振り返るチャンスです。
冬休み前に学習計画を立て、学校の課題は12月中に終わらせましょう。
そして、数学・英語に重点を置いて復習しつつ、他の科目も効率よく復習に取り組み、予習で新学期の好スタートを切ってください。
もうすぐ受験生です。
冬休みでレベルアップし、高校受験への意識も高めていきましょう。