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塾と家庭教師の違いは?それぞれの種類・特徴やお子さんのタイプ別での選び方をアドバイス

塾と家庭教師の違いは?それぞれの種類・特徴やお子さんのタイプ別での選び方をアドバイス 公開日:

小学生・中学生は、お子さんたちが日々たくさんのことを吸収する、とても大切な時期です。
この時期をどう過ごしてきたかが、今後の人生に影響するといっても過言ではないでしょう。
だからこそ、塾や家庭教師も慎重に選びたい……と考える保護者の方は多いはずです。
塾選び・家庭教師選びは、これが正解というものがありません。
だからこそ悩んでしまいますよね。
今回は、塾と家庭教師の違いやそれぞれの種類、そしてお子さんのタイプ別に、選び方のヒントをご紹介します。

塾と家庭教師の違いは?

塾と家庭教師の違いは?

塾と家庭教師の違いは、大きく3つあります。

学ぶ場所の違い

家庭教師の場合、学ぶ場所は自宅です。
ですから通塾の負担がありません。
一方、塾は教室まで通う必要があります。
ですから塾を選ぶ際は、通える場所かどうか、時間的な余裕があるかどうかを含めて検討する必要があるのです。

学ぶ生徒数の違い

ほとんどの塾では、1人の講師が複数の生徒に対して同時に行います。
一方で、家庭教師の場合は講師と生徒の1対1です。
家庭教師はきめ細やかに指導してもらえる半面、周りと学力を比べづらいのがデメリットです。

学ぶペースの違い

塾の場合、年間を通してカリキュラムは固定です。
塾の授業は、カリキュラムによって進められます。
家庭教師の場合は、生徒一人ひとりに合わせたカリキュラムが組まれます。
ペースも生徒に合わせて進むので、「授業についていけない」という心配がありません。

ただ最近は、1対1で生徒に応じたカリキュラムを組むタイプの塾も増えています。
塾の種類について、もう少し詳しくみていきましょう。

塾の種類・特徴

塾の種類・特徴

塾の種類は「集団指導型」「個別指導型」の大きく2つに分かれます。

集団指導型

集団指導型は、講師が生徒の集団に対し、一斉に指導するタイプの塾です。
カリキュラムが決まっており、授業はそのカリキュラムに沿って進みます。
学校の授業に近いイメージですね。
クラスは学力別に編成されることが多いです。
生徒たちは、定期的にクラス分けテストを実施するので「上位のクラスに行きたい」というのをモチベーションに勉強します。
同学年でクラス分けされるので、切磋琢磨しあえる友人を作りやすい特徴もあります。

個別指導型

個別指導型は、講師が生徒を個別に指導するタイプの塾です。
1対1のところもありますが、生徒2、3名に対し、講師が1名つくタイプの塾が多いです。
集団指導型の塾は、同じクラスの子は同学年がほとんどです。
しかし個別指導型の場合は、同学年の子と一緒に勉強するとは限りません。
個別指導型は集団指導型と異なり、一人ひとりにカリキュラムが作られます。
集団塾と異なり、細かい要望に応えてもらいやすいのが特徴です。

次に、家庭教師の種類についてみていきましょう。

家庭教師の種類・特徴

家庭教師の種類・特徴

家庭教師の種類は「訪問型」と「オンライン型」の大きく2つに分かれます。

訪問型

訪問型は、講師が生徒の自宅に直接出向いて指導するスタイルです。
「家庭教師」という言葉を聞いて、たいていの人が思い浮かべるのが、こちらではないでしょうか。
授業は1対1形式です。
講師は生徒の様子を間近に見ながら指導します。
塾と異なり、家庭教師であれば、お子さんが勉強している様子を、保護者が直接自分の目で確認できるのがメリットです。

ただ家庭教師を自宅に招く際には、家を掃除したり、お茶を用意したりといった負担が発生します。
「気にしないで」という講師がほとんどですが、なかなかそういうわけにはいかないですよね。
また「自宅に他人が入り込むことに対し、どうしても抵抗感がある」という保護者の方も多いようです。

オンライン型

オンライン型は、インターネットの普及とともに登場した新しい家庭教師のスタイルです。
指導にあたっては、パソコンやタブレット、スマートフォンなどの機器を使用します。
オンライン通話アプリを使用することで、遠くにいる講師と双方向でやりとりできます。

  • 1対1の指導
  • 通学・送迎の負担がない
  • 家の掃除やお茶出しなどが不要

など、「家庭教師と塾の良いとこ取り」といえるのではないでしょうか。

「でもオンラインだと、子供の勉強の様子が講師に伝わりづらいのでは?」
保護者の中には、そう考える方もいるかもしれません。
しかし、オンライン通話アプリは「画面共有」や「ホワイトボード」といった機能を備えています。
たとえば、わからないところが出てきた場合は、生徒の画面を共有することで、講師から的確なアドバイスを得られます。
これらの機能を活用することで、まるで講師がそばにいるような感覚で授業を受けられるのです。
費用も、講師の移動が発生しない分、対面型よりもより安くなるケースが多いです。

お子さんのタイプ別での選び方

お子さんのタイプ別での選び方

塾と家庭教師には、いろいろな種類があります。
「うちの子はどれを選べばよいのかしら」と迷ってしまいますね。
ここではお子さんのタイプ別での選び方を紹介します。

塾に向いているタイプ

負けず嫌いなお子さん

塾は、他の生徒と一緒に勉強する場所です。
周囲が真剣に勉強しているのを見て「自分も頑張らないと」「○○さんには負けたくない」とやる気を出すタイプは向いています。
また、成績上位者を表彰するなど、あえて競争心をあおる仕掛けをしているところもあります。
このような取り組みに対し、前向きに「がんばろう」と気持ちを奮い立たせられる子は、塾向きといえるでしょう。

コミュニケーションが得意なお子さん

塾では、質問したいことがあった場合、自分から積極的に動く必要があります。
授業中に質問したいことがあれば、授業を止め、手を挙げて講師に話しかけなければなりません。
授業が終わったあとは、講師のところに自分から聞きにいかなければなりません。
また、質問するには、自分の考えを整理してうまく伝える必要があります。
自分が困っていることをわかりやすく伝えられて、積極的にコミュニケーションを取れる子は塾向きといえます。

家庭教師に向いているタイプ

自分のペースを大事にしたいお子さん

お子さんの中には、過度な競争にプレッシャーを感じてしまい、本来の力を出し切れないタイプもいるでしょう。
そのようなタイプのお子さんは、自分のペースでコツコツ勉強できる、家庭教師の方が向いています。
また家庭教師は、塾よりも時間変更の融通がきくのがメリットです。
クラブ活動や習い事など、他にやりたいことがあるお子さんにも向いています。

基礎力をしっかり固めたいお子さん

塾の場合は、わからないところが出てきても、あらかじめ決められたカリキュラムに沿って授業がどんどん進んでいきます。
わからないところをそのままにしてしまい、授業についていけなくなる可能性があるのです。
家庭教師の場合は、お子さんが理解するまでとことん教えてくれます。
またカリキュラムも、お子さん一人ひとりに合わせたものを用意します。
例えば国語は得意だから応用を中心に学び、算数は苦手なところを重点的にゆっくり学ぶなど、柔軟に対応してもらいやすいのが家庭教師の魅力です。

まとめ

塾と家庭教師、それぞれの特徴を表にまとめてみました。

家庭教師
集団型 個別指導型 訪問型 オンライン型
講師1人あたりの生徒数 多人数 2、3名 ※1対1の場合も あり 1対1 1対1
場所 教室 教室 自宅 自宅
カリキュラム 固定 自由 自由 自由
講師との接触 対面 対面 対面 オンライン

塾・家庭教師選びは、お子さんのタイプに合うかどうかが最も大切です。
自宅の方が落ち着いて勉強できるお子さんもいれば、教室に通う方がやる気のスイッチが入りやすいお子さんもいるでしょう。
お子さんのタイプと合わないものを選択してしまったために、勉強自体が嫌いになってしまった……という事態は避けたいですよね。
ほとんどの塾や家庭教師は、体験を用意しています。
ぜひ体験を活用し、お子さんの声にもしっかり耳を傾けてみてください。
きっとお子さんに合うスタイルが見つかるはずです。

オンライン家庭教師ドリーム
教務代表 山田 祐大

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