中学3年生(受験生)が冬休みにやるべき勉強法を紹介!勉強時間や注意点についても
公開日:中学3年生にとって冬休みは高校受験の合否を分ける重要な時期です。
しかし、初めての高校受験を目前に控え、不安や悩みを抱えていますね。
● 冬休みに何をどのくらい勉強すればいい?
● 勉強時間や勉強方法がわからない
● 冬休みに3学期の予習をすべき?
● 受験生が優先すべき復習はどの教科?
● 受験に効率のいい学習計画を立てたい
冬休みは2週間と短いため英語と数学に注力しつつ、時間を割いて5科目全てに取り組めるように工夫してください。
また、受験を控えた中学3年生の1日の勉強時間は、平均で8時間程度です。
そして冬休みの学習は、志望校の入試問題の出題傾向に合わせて今までの学習の復習をしましょう。
過去問を何度も繰り返し解き、自分の弱点を見つけて苦手を克服してください。
この記事では、中学3年生(受験生)が冬休みにやるべき勉強法、勉強時間や注意点ついても丁寧に解説・紹介します。
中学3年生の冬休みは、高校入試本番に向けて万全の対策をねり、ラストスパートをかけて受験本番まで頑張りましょう。
目次
中学3年生(受験生)が冬休みにやるべき勉強法(予習編)
受験はもうすぐ、過去問に早く取り組みたいですよね。
しかし、高校入試問題には中学3年生の3学期の学習内容も含まれているため、3学期の内容を予習しておきましょう。
下記で紹介する単元が、高校受験入試で頻繁に出題される中学3年生の3学期の学習内容になります。
● 数学:円・三平方の定理
● 社会(公民の範囲):国会・憲法・法律・経済
● 理科:天体:星の動き・太陽の日周運動・地球の年周運動と星座
模擬試験で、まだ学校で習っていない範囲が出題されていたというケースや、学校での進捗が遅れていることも少なくありません。
難関校を目指す受験生は、復習をしながら自分で予習も行っています。
学習塾に通っていても、3学期の学習を扱わない場合は自分で予習をするようにしてください。
中学3年生(受験生)が冬休みにやるべき勉強法(復習編)
高校受験を控えた中学3年生の冬休みは、5教科の全範囲を総復習・基礎固めを完璧にしておきたいところです。
できれば基礎固めを冬休み前には終わらせておくと、問題演習に多く取り組めるでしょう。
復習は新しい教材やテキストを使用せず、今まで勉強してきた教材を繰り返し学習します。
最低3回は繰り返すと学習が定着しやすいですよ。
また、学校の宿題は受験前に最低限やるべき勉強であり、今までの学習の復習として活用できます。
たとえ、「受験に関係ない」「受験勉強を優先させたい」と思っても、内申点に影響が出る可能性があるので期日を守って提出しましょう。
中学3年生(受験生)が冬休みにやるべき勉強法(入試対策編)
冬休みの前半・12月中に、志望校の過去問を最低2年分、全教科解いておくことをおすすめします。
可能であれば入試本番までに、直近5年分の過去問を3回繰り返して解きましょう。
過去問演習には以下の狙いがあります。
● 志望校の入試パターンになれる
● 出題形式に慣れる
● 時間・ペース配分を決める
● ミスをなくす
過去問演習を行うときは、本番と同じ形式で行いましょう。
時間割がわかっているのであれば、本番と同じ時間割で行います。
制限時間は、本番よりも5分短く設定してください。
過去問演習の後は、必ず見直しをし間違えた単元を確認・解き直しをします。
また、高校入試模試を受けたことがない人は本番までにぜひ受けてください。
塾内模試よりも規模が大きいものがおすすめです。
本番さながらの緊張感で本番練習になり、自分の実力・偏差値が客観視できます。
また、ライバルたちに出会いモチベーションも上がることでしょう。
模試の結果で、どこの単元を勉強・克服すればいいか模試でわかりますよ。
「模試結果が悪く、不安になってしまった」「一人で受験対策は無理」という人は、プロに相談することをおすすめします。
中学3年生(受験生)の冬休み勉強時間と注意点
● 中学3年生(受験生)の冬休みの勉強時間
● 冬休みの勉強や生活の注意点
それぞれ解説します。
中学3年生(受験生)の冬休み勉強時間
まずはじめに、冬休みの勉強時間のポイントを紹介します。
● 中学3年生(受験生)の勉強時間は平均で8時間
● 1科目につき1時間プラスαする
● 午前中は理系科目と苦手科目
● 暗記は起床後と空腹時と就寝前がおすすめ
冬休みの学習計画・過ごし方の参考にしてください。
中学3年生(受験生)の勉強時間は平均8時間
中学3年生の勉強時間は一日8時間程度が理想です。
少なくとも一日5時間は勉強するようにしましょう。
さらに難関校を目指す人、志望校と自分の実力との差が大きい人は10時間以上勉強するケースもあります。
自分と志望校との距離を逆算して勉強計画を立て受験勉強に取り組んでください。をかえて
しかし、ダラダラと時間だけ伸ばすような勉強や、自分は大丈夫と過信するのはNG。
スマホやテレビ、漫画など誘惑するものは遠ざけておきましょう。
それでも集中できない場合は、勉強法する場所を変えて見るのもおすすめですよ。
自分がサボっている間にも、ライバルたちは勉強し学力に差がついています。
メリハリをもって、勉強してください。
1科目につき1時間プラスα勉強しよう
勉強時間は1科目につき1時間が理想的です。
基本的に科目別で勉強時間を変える必要性はありませんが、苦手科目に多めに時間を取ると良いでしょう。
また、同じ科目を続けて2時間勉強することはおすすめしません。
なぜなら集中力に欠けてしまい効率が良い勉強とは言えないからです。
ですが、1時間未満の勉強では十分な学習量はとれないため、1時間を目安に集中して勉強に取り組みましょう。
同じ科目を2時間勉強する場合は、休憩を挟んだり、1時間他の科目を勉強したりすると勉強が捗ります。
午前中は理系科目と苦手科目に取り組もう
朝の時間の勉強は、脳科学の観点からも勉強に適した時間とされています。
朝は脳が一番リフレッシュした状態のため、思考力やひらめきが求められる理系科目の勉強がおすすめです。
また、朝の時間に勉強をすると、脳が次第に睡眠状態から覚醒状態に移行しドーパミンやアドレナリンといった脳内物質が分泌されやすくなります。
そのため、苦手な科目にも取り組みやすいですよ。
暗記は起床後と空腹時と就寝前がおすすめ
暗記は時間をかければできる訳ではありません。
短い冬休みに効率的にできる暗記方法を紹介します。
- 朝:復習や演習で覚えた学習をブラッシュアップする
- ご飯前:空腹時は集中力が高まりやすい時間帯。
英単語や用語など、大量暗記を集中して行う - 就寝前:勉強したことが記憶に残りやすい時間帯
苦手意識があるものを暗記
暗記が苦手、学習計画や1日のスケジュールも立てやすくなりますよ。
中学3年生(受験生)の冬休み注意点
中学3年生(受験生)の冬休みの注意点を紹介します。
● 解きっぱなし、わかったつもりで終わらない
● 体調管理に気をつける
解きっぱなし、わかったつもりで終わらない
冬休みに過去問演習に取り組むことかと思います。
問題を解いたら解きっぱなしにせず、採点後に見直しと解き直しを必ず行ってください。
演習問題を何度もやり直すことで、抜け漏れの防止やミスを減らし、得点率を上げることができます。
わからない問題が出て来たら、解答・解説を読むだけではNG。
解説を読んだ後に、実際に解いてみましょう。
1回目:問題演習後すぐに確認
2回目:後日に再度解き直して確認
少なくとも2回は解き直しを行ってください。
「わかったつもり」や「なんとなく解けた」という問題は完全に「わかる」「できる」レベルまで、冬休みに引き上げましょう。
「何度演習を繰り返しても解けない、わからない」
「志望校と今の自分の実力の差が大きくて、このまま勉強しても間に合う気がしない」
という人は、冬休みを効率よく復習・予習を行うためにオンライン家庭教師サービスの利用もおすすめです。
体調管理に気をつける
受験生には体調管理が欠かせません。
冬休みでも学校に通う日と同じように生活リズムを変えずに規則正しく過ごしましょう。
● 睡眠時間の確保
● テレビやゲームの視聴は必ず時間を決めて守る
● バランスのとれた食生活
睡眠不足は、次の日のパフォーマンスが落ちたり集中力の欠如、体調を崩す原因にもなります。
睡眠時間は7時間は確保し、朝型の生活に慣れましょう。
そして、適度な睡眠は記憶力・集中力の向上に効果があります。
高校受験は午前中の早い時間からスタートするので、朝からベストが出せる生活リズムを作るよう心がけてください。
また、冬休みはインフルエンザや感染症が流行する時期です。
冬休み前の予防接種、マスク、手指消毒や手洗い、うがいをして自分の身を守りましょう。
中学3年生(受験生)が冬休みにやるべき勉強法まとめ
中学3年生(受験生)が冬休みにやるべき勉強法と時間、注意点について解説してきました。
短い冬休みですがやるべきことはたくさんあります。
● 3学期の予習
● 中学1年生から3年生までの復習・基礎固め
● 過去問演習・対策
中学3年生の冬休みに、苦手をなくして、どれだけ志望校の過去問をやり込んだかで合否が決まると言っても過言ではありません。
高校入試本番まであと少し、ラストスパートの時期です。
冬休みは規則正しい生活を送り、入試本番にベストな状態で挑めるように調子を整えていきましょう。
あと数ヶ月頑張れば、楽しい高校生活が待っています。
冬休みを有効活用して、志望校合格を勝ち取ってくださいね。