コラム

【小学生】勉強のやる気がない原因と対処法を紹介!本人・親ができること

【小学生】勉強のやる気がない原因と対処法を紹介!本人・親ができること 公開日:

「うちの子はゲームに夢中で、全然勉強しない。どうしたら勉強してくれるのだろう」
このような悩みを抱えている、小学生の保護者の方は多いのではないでしょうか。
心配しすぎるあまり、ついお子さんに対してイライラしたり怒鳴ったりはしていないでしょうか。しかしそのような態度を取ってしまうと、ますますお子さんはやる気を無くしてしまうかもしれません。この記事では、小学生の勉強のやる気がない原因と対処法についてご紹介します。

勉強のやる気がない原因

勉強のやる気がない原因

お子さんのやる気がない原因、それはもしかしたら、保護者の何気ない一言の積み重ねにあるかもしれません。

「早く勉強しなさい!」
「さっさと宿題を終わらせなさい!」
お子さんのためを思っての言葉。すっかり口癖になってしまっているという方も多いでしょう。しかしこの言葉が実は、お子さんの勉強に対するやる気を損なわせている原因になっていることがあるのです。こう言っているお父さん・お母さん自身も、小学生のときに自分の親から同じことを言われてやる気を無くした経験があるのではないでしょうか。

「あなたはとっても優秀ね。天才なんじゃない?」
もちろん、ほめること自体はとても良いことです。しかし根拠のないふわふわ言葉をかけられても、小学生はうれしくありません。むしろ「勉強させたいんだな」と親の意図を見透かされてしまうかもしれないのです。

「お父さん(お母さん)は〇〇が得意だったのに」
こちらも禁句です。親子でまったく別の人間、それぞれ良いところも、苦手なところも違います。ましてや親戚やお友達、有名人と比較するのはもってのほかです。お子さんが乗り越えたい目標は、お子さん自身が決めます。逆に「お父さん(お母さん)みたいにならないように勉強しなさい」も最悪です。親や周囲と切り離し、子どもの個性を認めることが、勉強のやる気を出させる第一歩なのです。

勉強のやる気がないときの対処法(本人ができること)

勉強のやる気がないときの対処法(本人ができること)

ここでは、勉強のやる気が出ないときの対処法で、小学生のうちに身につけて置いたほうがよいものをご紹介します。

机を片付ける

机が散らかっていると、勉強のやる気が出ません。なぜでしょうか。実は人は、危険を察知するため、無意識のうちに本能であちこちに注意を払っています。ですから、視界にたくさんのものが入ってくると、集中できなくなってしまうのです。ですから机の上をきれいにしましょう。ついつい遊びたくなってしまうゲームや、読みたくなってしまう漫画もしまっておきましょう。机がきれいだと、自然とやる気が湧いてきます。小学生のうちは、親子で一緒に片付けをすると良いでしょう。

机に座る習慣をつくる

どうしてもやる気が出ないときは、まず3分間、机に座ってみることから始めてみましょう。
座る時間は決めてください。自分の部屋の机でもいいですし、リビングのテーブルでもかまいません。その3分間は、ゲームをしたり、漫画を読んだりしてはいけません。テレビもつけないでください。
座ることに慣れたら、次は問題を解いてみましょう。そして様子を見て、少しずつ時間を増やしてみます。1つのことに集中すれば、問題が解けるという練習を、小学生のうちにやっておきましょう。

一度にたくさんではなく、少しずつ勉強する

たくさんの勉強を一度にこなそうとすると、大変ですし、やる気も出ません。
そのときは5分単位などで、やるべきことを細かく分けてみることがおすすめです。
そして5分間がんばったらノートにスタンプを押すなど、達成度が目で見てわかるようにしましょう。一度にやる量が少なければ、あまり負担を感じずに進められます。小さく積み重ねることで山のような「やらないといけないこと」も、終わらせられるのです。これは大人も仕事でやっていることですね。小学生のうちは、保護者の方と一緒に分けていくことをおすすめします。

大好きなこととセットにする

やりたくないことは、大好きなこととセットにすることもおすすめです。例えば苦手な算数の宿題をやるときは、大好きなYouTuberの動画を観ることとセットにする、などが考えられます。苦手なことを好きなことをくっつけて習慣づけるのです。苦手なことを「いつやろうかな」と考えるのはあまり楽しくなりません。好きなこととセットにすることで、やる気が生まれ、ハードルがぐっと低くなるのです。

勉強のやる気がないときの対処法(親ができること)

勉強のやる気がないときの対処法(親ができること)

次に、小学生の勉強のやる気がないときに、親ができることをご紹介します。

あいまいではなく、具体的に指示する

小学生にやる気を持ってもらうには、ただ「ちゃんと勉強しなさい」というだけではなく「今日はこのページをやろうね」と範囲を決めた上で具体的に指示した方が効果的です。大人はあいまいな指示でも「多分この人は、こういうことをやってほしいんだろうな」と察せることが多いです。しかし小学生はまだ経験が足りません。「きちんとしなさい」とあいまいに言われても、何をやったらいいのか、親の意図を読み取れません。そしてどうすれば良いのかわからず、やる気を失ってしまうのです。小学生が親の希望通りに動いてくれないことを嘆く前に「この子が理解できるよう、具体的に説明できているだろうか?」と振り返りましょう。

あえて得意科目を中心に勉強する

「得意科目は勉強してくれるけど、苦手な科目は全然勉強してくれない」
お子さんに対して、そのようなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。しかしだからといって苦手な科目を無理にやらせると、やる気を失ってしまいます。

学校でならう教科は、バラバラに見えて実はつながっています。たとえば国語力における読解力は、問題文を読むときなどすべての教科で必要になる力です。また得意な科目で結果を出せば「努力すれば報われる」という自信がつきます。いやいや苦手な教科を勉強させるよりも、得意な科目で小さな成功体験を積ませてあげることが「苦手な科目にも挑戦しよう」という意欲につながるのです。

「北風と太陽」を実践する

「宿題しないと、お小遣い抜きだからね」
「勉強しないと〇〇に連れて行ってあげないからね」
お子さんが勉強してくれることを期待して、このような声掛けをしてしまっていないでしょうか。これは童話「北風と太陽」でいえば北風です。北風がどんなに冷たい風を吹き付けても、旅人はマントを脱ごうとしませんでしたよね。一方、太陽が温かい日差しを注いだら、旅人はあっさりマントを脱ぎました。お子さんへの声がけも、できれば北風よりも太陽、自分から「勉強しよう」となってほしいですよね。「〇〇してあげない」ではなく「がんばっててえらいね。今度、一緒に〇〇に行こうね」と前向きな言葉をかけてあげましょう。

将来の夢と結びつけて考える

今、親の世代が小学生だったころにはなかった職業がたくさん生まれています。本当に勉強して良い大学に入って良い企業に勤めることだけが正解なのかどうか、実は誰にもわからないのです。例えば、親の世代では考えられなかった職業の一つに「プロゲーマー」があります。小学生に人気の職業の一つです。ゲーム好きのお子さんが、ある日突然「プロゲーマーになりたい」と言い出したとします。手放しで応援できる保護者の方は、あまりいないのではないでしょうか。

しかしプロゲーマーは、ゲームばかりをやっていてなれる職業なのでしょうか?
答えはNoです。現状、プロゲーマーが賞金を稼げる大会は、ほぼ外国で開催されます。つまり英語力が必要なのです。頭ごなしに否定するのではなく「その仕事をするなら、どんな力が必要だと思う?」とお子さんと一緒に考えてみましょう。

まとめ

勉強することで得られるメリットは、一体何だと思いますか?

  1. 親や周りの人にほめられる
  2. 難しい問題がスラスラ解けるようになる
  3. 学んだことを、今後の人生に役立てられる

などが考えられます。親が小学生に「勉強しなさい」というとき、どうしても3.の理由を伝えがちです。しかし小学生に3.の理由を伝えられても、なかなか理解できないかもしれません。

小学生は親と違いまだ「あのときもっと勉強しておけばよかった」と後悔する経験をしていません。だから将来のことを言われてもピンと来なくて当たり前なのです。小学生は未来への種まきの時期です。そして勉強は一生続きます。あせらず、まずは1.と2.の楽しさを、じっくりお子さんと実感してみましょう。「ほめられてうれしい!」「問題が解けてうれしい!」その積み重ねが、きっと将来大きな花を咲かせるはずです。

オンライン家庭教師ドリーム
教務代表 山田 祐大

オンライン家庭教師ドリームなら
家庭学習の習慣付けもバッチリ!

小学校の基礎固めから家庭学習の習慣付けまでドリームにお任せください!
沢山褒めて、できたことを一緒に喜び、自信をつけられるよう、お子様一人ひとりにピッタリな指導ができる講師陣が、自信をもって担当させていただきます。

オンライン家庭教師ドリーム教務代表
オンライン家庭教師ドリーム
教務代表 山田 祐大
無料体験授業のお申し込みTrial

受講生の96%が実感したやる気を引き出す体験授業