中学3年生(受験生)が春休みにやるべき勉強法を紹介!勉強時間や注意点についても
公開日:中学生3年生(受験生)の春休みは、高校受験も終えほっと一息。
友達と遊んだり、家族と出かけたり、今まで受験のために我慢していたことを思いっきり楽しみたいと思っている人も多いことでしょう。
しかし、高校3年生の春休みをダラダラ過ごし何も勉強しないのはNG。
高校合格が決まったら、高校生活に向けて準備を始めなければなりません。
なぜなら、高校生と中学生の勉強には大きな違いがあるからです。
- 高校生になると学習内容はさらに難しくなる
- 高校の授業のスピードは早い
- 1つの教科が細分化され科目数が増える
- 科目の専門性が深くなり学ぶ学習範囲も広がる
これから始まる高校生活を充実させるには、予習と復習が欠かせません。
この記事では、中学3年生(受験生)が春休みにやるべき勉強法を紹介します。
また、勉強時間や注意点についてもお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
目次
中学3年生(受験生)が春休みにやるべき勉強法(復習編)
春休みに力を入れたい学習は数学と英語の復習です。
積み上げ式と呼ばれる数学と英語は、今まで習ったことが土台となっており、高校で習う数学と英語も中学校で学んだことが出来ている前提で進んでいきます。
そのため、中学校の学習内容に理解できない箇所があると高校の授業が理解できなかったり、途中でつまづいてしまうでしょう。
中学3年生(受験生)の春休みの復習は、主要5科目の中でも柱となる数学と英語に的を絞って勉強してください。
数学の勉強法(復習編)
高校生で学ぶ数学は、中学生で学んだ数学と繋がっています。
特に下記の6単元は高校に入ってもよく使うものです。
- 不等号
- 整数の性質の説明
- 平方根
- 2次方程式
- 2次関数のグラフ
- 三平方定理
数学が苦手だと感じる人は教科書の解説を読み返し、例題や練習問題を解いてみましょう。
同じような問題を繰り返し解き、問題の解き方パターンを覚えます。
慣れてきたら演習問題にもチャレンジしてください。
春休み中に中学生の数学を復習し、バッチリにしておきましょう。
英語の勉強方法(復習編)
中学生で学んだ英語は、高校で学ぶ英語の基礎となる部分です。
また、その基礎を構築しているのは文法と英単語です。
中学3年間は英文丸暗記で何とかなっているという人もいるかもしれませんが、高校の英語では通用しません。
中学で習った英語文法に不安がある人は、もう一度復習をしてください。
- 受動態
- 現在完了系
- 不定詞
- 動名詞
文法のルールや単語の意味も一つひとつ理解していきましょう。
中学3年生(受験生)が春休みにやるべき勉強法(予習編)
高校生活は、3年間という短く限られた時間の中で覚えるべきことが多くあります。
そのため、学校の課題だけでなく、課された課題以上に自分で予習することが大切です。
予習の時点で無理に解こうとする必要はありません。
分かる箇所から解いていき基礎を固めていきます。
解説を読んでもわからない時は、わからない箇所にマーカー等で線を引き、学校の授業でしっかり解説を聞き理解を深めるように心がけてください。
数学の予習法
高校の数学の予習は、学校から配布された教科書やテキストを読み進め自己学習をします。
数学が好き、得意な人は数Ⅰを中心に進めておくのがおすすめです。
「因数分解」まで、できれば「二次方程式」まで進めておくといいですよ。
高校の授業が進むスピードは速いので、自分で予習する能力を春休みに身につけていきましょう。
英語の予習法
英語の予習は、英単語と文法の予習を行いましょう。
なぜなら高校の英語は中学校で習う英語に比べて難しくなるからです。
高校受験では約1200語程だった単語数は、高校の授業では3000語まで増えます。
さらに、大学入学共通テストでは5500語、難関大学では6000語〜7000語も必要とされているのです。
まず、英単語の意味がわからないと文章の意味が理解できません。
学校の授業にもついていけなくなったり、定期テストや模試の結果も悪くなったり、どんどん悪循環にハマり英語が嫌になってしまうということも起きてしまいます。
また、学校によっては入学後すぐに英単語帳を渡され、定期的に英単語の小テストを行う学校もあるので英単語の暗記は必須です。
文法も英単語と同じように先取り学習を始めましょう。
学校で配布される参考書や練習テキストを進めていきます。
文型、品詞を理解しながら少しづつ進めていきましょう。
時間の取りやすい春休みに予習して英単語を覚えておくと、高校の英語がスムーズになりますよ。
中学3年生(受験生)の春休み勉強時間と注意点
- 学校からの春休みの課題を早めに終わらせる
- 学習リズムを崩さない
- スケジュール管理能力を身につける
学校からの春休みの課題を早めに終わらせる
学校からの課題がある場合は、課題は早めに終わらせましょう。
課題がない学校もあれば、中学校の学習を復習中心の課題を課したり、先取り学習をさせたりする学校など、課題は進学先によって様々です。
学校の課題で今後、自分が取り組むべき課題が見えてくることもあります。
課題を終わらせる目安は、春休みの前半です。
春休み前半に課題が終われば、春休み後半は自分の課題や取り組むべき勉強に集中することができますよ。
学習リズムを崩さない
志望校合格に向けて、今まで毎日勉強を頑張っていたことでしょう。
長かった受験も終わり、思いっきり春休みに羽を伸ばしたいと思う人も多いはず。
しかし、春休みに全く勉強しないというのは今まで身につけてきた学習習慣を崩すことになってしまい、良くありません。
是非、高校受験で身につけた学習リズムを崩さず春休みを過ごし、高校生活をスタートさせましょう。
なぜなら高校の学習内容は中学校と比べると格段と難しくなるため、高校に入ってから急に成績がガクッと下がる人も少なくありません。
また、進学先の高校のレベルや目指す大学によって、すでに新たな目標に向かって勉強している中学3年生(新高校1年生)も大勢います。
大学受験の競争はすでに中学3年生の春休みに始まっているのです。
そのため、ライバルと差をつけ第一志望の大学に現役で合格するには、毎日コツコツと勉強を続けることが欠かせません。
中学3年生の春休みは、1日3時間を目標に勉強に取り組みましょう。
まとまった時間の確保が難しい場合は、朝30分、昼1時間、寝る前に1時間30分など時間の使い方を工夫してみてください。
スケジュール管理能力を身につける
4月から高校生です。
学校からの連絡事項、塾や模試などのスケジュールは自分で管理出来るようにしていきましょう。
高校生になっても夜遅くまで起きていて自分で起きられなかったり、自分の予定を把握できていなかったりするのは恥ずかしいですよ。
スマホのスケジュール管理アプリや手書きのスケジュール張を使って、自分のスケジュールを日々確認します。
忙しいと思っていても、意外と暇な日があったり隙間時間があったりするので、有効活用できる時間が見つけやすくなりますよ。
多忙な高校生活で、プライベートも勉強も充実させるにはスケジュール管理は必死です。
ぜひ、春休みから自己管理する習慣を身につけるようにしてください。
まとめ
中学3年生(受験生)が春休みにやるべき勉強法と勉強時間や注意点についてお伝えしてきました。
これから高校に進学し、新たな生活がスタートします。
中学校以上にやるべきことが多い高校では、課されたこと以上に予習と復習を行うことが重要です。
高校生活で良いスタートダッシュを切るには、春休みの過ごし方にかかっていると言っても過言ではありません。
また、大学進学を考えているのであれば尚更です。
- 何度演習を繰り返しても解けない、わからない
- 勉強計画が立てられない
- 勉強の仕方がわからない
- 一人ではスケジュール管理が難しい
という人は、冬休みを効率よく復習・予習を行うためにオンライン家庭教師サービスの利用もおすすめです。
春休みもメリハリをつけて、4月からの高校生活の準備をするようにしましょう。
楽しい高校生活になることを願っています。