中学1年生が夏休みにやるべき勉強法(予習・復習)を紹介!勉強時間や注意点についても
公開日:中学生になって初めての夏休み、友達と一緒に海に行きたい、プールに行きたいなど、ワクワクしているお子さんも多いのではないでしょうか。
まだまだ中学生になってから数か月、高校受験はずっと先の話で、ほとんどのお子さんがピンと来ないでしょう。
しかし中学1年生の夏休みは、遊んでいたらすぐに終わってしまいます。
これから勉強はどんどん難しくなります。
この時期に予習・復習をしっかりしておくことが大切なのです。
この記事では、中学1年生が夏休みにやるべき勉強法についてご紹介します。
目次
中学1年生が夏休みにやるべき勉強法(予習編)
中学1年の1学期を終え「中学校の勉強って、意外に簡単かも」と、軽い気持ちで考えているお子さんもいるかもしれません。
しかし中学校の勉強は、1年生の2学期からだんだん難しくなっていきます。
夏休みのうちに、予習の習慣を身に付けておきましょう。
せっかくの夏休みを有効活用するには、復習だけでなく予習もやっておくのがおすすめです。
予習方法でおすすめなのは、問題集を解いてみることです。
まだ問題集を持っていない場合は、1冊買っておくとよいでしょう。
選ぶときのポイントは、解説がわかりやすいかどうかです。
ただ答えを書くのではなく「なぜその答えになっているのか」を丁寧に説明している問題集があれば、予習が楽しくなります。
できればネットの口コミだけで判断するのではなく、実際に本屋さんで手に取って、比較してみてください。
中学1年生が夏休みにやるべき勉強法(復習編)
続いて、中学1年生がやるべき復習をご紹介します。
宿題をきっちりこなす
中学1年生の復習編で大切なのは、まず宿題をきっちりこなすことです。
夏休みの宿題は、お子さんが夏休みの間に総復習できるように厳選されたものです。
宿題をこなすうえで大切なのは「自分がその単元を理解できているか」というのを、ひとつひとつ確認しながら解いていくことです。
間違えてしまった問題はもちろん、合っていたけど迷ってしまった問題や、解くのに時間がかかってしまった問題も、しっかり復習しましょう。
1学期の中間、期末テスト問題のやり直し
中学1年生の中間テストや期末テストの結果が返って来ても、そのままにしていませんか?
テストの解き直しは、1学期の復習にとても効果的です。
毎日、少しずつでもよいので、ぜひ記憶に残っているうちにやり直してみましょう。
また、定期テストのやり直しは、中学2年、3年の夏休みの勉強にも大活躍します。
定期テストの問題用紙と回答は、高校受験のときまできっちり保管しておきましょう。
もしすでに問題用紙をなくしてしまった場合は、早めに学校の先生に相談してみてください。
小学校の算数を復習する
5教科の中で、ぜひ優先して取り組んでほしいのが数学、そして算数です。
なぜなら、中学校で学ぶ数学は、小学校の算数をベースとしているからです。
お子さんによっては「もう中学生だし、今さら算数なんてやりたくない」と思われるかもしれません。
しかし、数学は「積み上げ式」の教科です。
中学校1年でつまずいてしまうと、2年生や3年生の勉強、そして受験にも大きな影響を与えてしまいます。
具体的には、表で紹介している部分を重点的に復習すると良いでしょう。
小学4年生 | がい数 | 四捨五入など |
計算のきまり | カッコを使った式など | |
小学5年生 | 角柱と円柱 | 見取図・展開図など |
割合 | 百分率など | |
小学6年生 | 文字と式 | xとyを用いた式など |
比例と反比例 | グラフなど |
あとは5年生や6年生で学んだ、小数や分数についても復習しておきましょう。
特に分数は、通分、約分、かけ算、わり算など、しっかり復習してください。
計算問題はもちろん、文章題を解くことで、知識が自分のものとして定着しているかどうか確認できます。
算数は、4年生から難しくなります。
紹介しているのは、いずれも、小学生がつまずきやすい部分です。
中学1年生の夏休みは、ぜひ算数問題にチャレンジしてみましょう!
小学校の算数が網羅された薄い問題集を1冊購入して、チャレンジするのもおすすめです。
小学校の英語を復習する
算数の復習をして、まだ余裕がある場合は英語も復習してみましょう。
英語も中学2年生、3年生になるにつれて、難しくなってきます。
1年生のうちに、しっかり基礎固めをしておいてください。
例えば、以下の内容を復習しておくとよいでしょう。
以前は中学1年生で習っていましたが、今は小学校でも勉強している内容です。
be動詞 | I am〜, You are〜, This is〜など |
5W1H | When, Where, Who, What, Why, How |
曜日 | Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday |
小学校で習った英単語についても、スペルの間違いなどでケアレスミスをしないようしっかり復習しておきましょう。
中学1年生の夏休み勉強時間と注意点
最後に、中学1年生の夏休みの勉強時間と注意点についてご紹介します。
中学1年生の夏休みの勉強時間
中学1年生の夏休みのおすすめの勉強時間は、1日1時間です。
「多い」と感じた方と「少ない」と感じた方、両方いるのではないでしょうか。
この1時間はあくまで目安です。
少ないと感じた方は、無理のないペースで勉強を進めてください。
もし1時間がどうしてもつらい、ということでしたら、最初は10分でも20分でもかまいません。少しずつ、時間を増やしていきましょう。
大切なのは「中学1年生の夏休みのうちに、毎日勉強する習慣をつける」ということです。
1学期に習った漢字や英単語を、毎日5個ずつ勉強するなど、コツコツ取り組んでいきましょう。
中学1年生の夏休みの注意点
夏休みの過ごし方で注意すべき点は以下になります。
- 夜更かししない
- だらだらとスマホを見ない
せっかくの休みだからと、つい夜遅くまでスマホを見てしまってはいませんか?
練る前にスマホで動画を観ていたら、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
夜更かししてしまっては、朝早く起きられませんし、起きても頭がぼんやりしてしまい、その後の一日をだらだらと過ごしてしまいがちです。
だらけた生活のリズムが身についてしまうと、2学期が始まってからも朝起きられず、元に戻すのに苦労するでしょう。
中学1年生のうちに、ぜひ身につけておいてほしいことがあります。
それは、朝早く起きて勉強する習慣です。
部活が終わって疲れた状態で、勉強を始めるのは大変です。
もし部活があるのであれば、部活が始まる前に勉強をすませてしまいましょう。
勉強するだけでなく、爽やかな空気の中でウォーキングをしたり、読書をしたりするのもおすすめです。
ぜひ朝の時間を有効に活用してみてください。
まとめ
今回は、中学1年生の夏休みの過ごし方について、ご紹介しました。
夏休みにやっておくべきことで、特におすすめしたいのが、小学校の科目の復習です。
今回は特に算数と英語をピックアップしましたが、国語(漢字など)や理解、社会などももちろん大切です。
小学校の教科書は、なるべく捨てずにとっておきましょう。
小学校の勉強のやり直しは、独学でももちろん可能ですが、信頼できる先生と一緒に学ぶ方がより効果的です。
ただし、大勢の生徒と一緒に学ぶ塾だと、なかなか小学校の復習に時間を割くのは困難です。
そこで活用してほしいのが家庭教師です。
家庭教師なら、お子さんのペースに合わせて小学校の復習から中学1年生の2学期の予習まで、しっかり対応してもらえます。
オンライン家庭教師なら、訪問型よりも安価になりますし、空き時間を活用できるので、塾との併用も可能です。
さらに決まった時間に自宅で勉強することで、勉強の習慣も身に付きやすくなります。
中学1年生の夏休みの過ごし方で、高校受験の合否が変わってくるといっても過言ではありません。
二度と戻らない中学1年生の夏休みを、ぜひ有意義に活用してくださいね。