コラム

不登校の子どもを元気にするための効果的な声掛けとサポート方法

不登校の子どもを元気にするための効果的な声掛けとサポート方法 公開日:

子どもの不登校でお悩みですか?
「うちの子、学校に行けなくなってしまって…」
「なんとか元気になってほしいけれど…」
「どう話しかければいいのか分からない」
このような悩みを抱えていませんか?

不登校の子どもは、心に大きな傷を負っていることが多く、その結果、自己肯定感が低下していることが少なくありません。
心の傷を癒すには時間がかかるものです。
しかし、親御さんが頭を悩ませるのは、お子さんのネガティブな考え方にどう対応すべきかということです。
「どんな言葉をかけても逆効果になるのでは…」と不安に感じる親御さんも多いでしょう。

そんな悩みを解決するための鍵となるのが、適切な声掛けの技術です。
最初は難しく感じるかもしれませんが、親御さんが子どもの気持ちに寄り添った話し方を身につければ、子どもも前向きな気持ちを取り戻し、再登校に向けての意欲が高まることが期待できます。

この記事では、『不登校の子どもを前向きにする声掛けの方法』について詳しくお伝えします。

不登校のお子さんが前向きになるための声掛け方法

不登校のお子さんが前向きになるための声掛け方法

お子さんが大切な存在であることを伝える

不登校のお子さんが前向きになるための声掛けの第一歩は、お子さんがどれほど大切な存在であるかをしっかりと伝えることです。

不登校の子どもたちは、自分に対する自信を失い、「自分なんか何をやってもダメなんだ…」と考えることが多いです。
このようなときに厳しい言葉をかけてしまうと、さらに自信を喪失してしまいます。
そのため、どんな状況でも、お子さんが親にとって大切な存在であることを伝えることが重要です。

具体的には、次のような言葉が効果的です。
「あなたが生まれたとき、お母さんもお父さんも涙が出るほど嬉しかったんだよ。今でもその気持ちは変わらないよ。」このように、幼少期の思い出や楽しかった経験を共有することで、お子さんにとって親の愛情を実感できるようになります。

  • 信頼関係を築き、自己肯定感を高める

このような声掛けを通じて、お子さんとの間に信頼関係を築くことができます。
信頼関係ができれば、お子さんは親の言葉をより受け入れやすくなり、自己肯定感も高まりやすくなります。
お子さんが自己肯定感を持てるようになると、不登校の状態から抜け出しやすくなります。

親としての優しさと理解を示し、愛情を伝えることが、お子さんの前向きな気持ちを引き出す鍵となるでしょう。

適切な目標設定

不登校のお子さんの学習においては、適切な目標設定が重要です。
自宅学習の計画を立てる際、親子で一緒に考えることや、担任の先生からのアドバイスを受けることもあるでしょう。
しかし、お子さんに目標設定を全て任せてしまうと、自分ができる量よりも少なめに設定してしまうことがあります。

例えば、お子さんが本来なら毎日2ページの数学問題を解ける力を持っているのに、1ページ程度を目標として設定してしまうことがよくあります。
これは、お子さんが自信を持って目標を達成したいと考えるため、無理のない範囲で設定してしまうためです。

そこで、親御さんが少し高めの目標を設定することが効果的です。
例えば、「今日は数学の問題を3ページ解いてみよう」と提案してみてください。
すると、完全に達成できなくても2ページ程度は解けるようになります。

このように、お子さんが最初は1ページと目標を申告していたのに対し、2ページも解けたという成果を「2ページも解けたね!」と認めてあげると、お子さんは「よし!次も頑張ろう!」と思えるようになります。
難しく考えずに、小さなステップを繰り返していくことで、どんなお子さんでもいつの間にか先生から伝えられた目標を超えて、どんどん学習に取り組めるようになるのです。

現在できていることを認める

不登校のお子さんが前向きになるための声掛けには、現在できていることを認めることが大切です。
まずは学校に行けていない状態を一旦置いておき、家庭内でお子さんができていることに対して評価を行いましょう。
評価とは、簡単に言えば、今お子さんができていることをそのまま受け入れ、「〇〇ができたね」と認めてあげることです。

褒めることと評価することの違いを理解することが重要です。
褒めることは一見良いことのように思えますが、それだけではお子さんが親に褒められるためだけに行動するようになってしまう可能性があります。
これに対して、評価はお子さんが自分の行動を認識し、それが良いことかどうかを自分で判断できるようになる手助けをします。

評価の言葉をかけることで、お子さんは「自分の行動が認められている」と感じることができます。
これにより、「やってよかった」と思えるようになり、自己肯定感が高まります。
自己肯定感が高まることで、お子さんは自分に自信を持ち、前向きな気持ちで行動できるようになるのです。

例えば、「自分で勉強机を片付けられたね」「今日は早起きできたね」というように、お子さんができたことを具体的に言葉にして認めてあげましょう。
このような評価の言葉は、お子さんの自信を育む大切な要素となります。

不登校のお子さんに対しては、家庭内でできていることを評価することが大切です。
お子さんが自分の行動を認識し、それが良いことであると自分で判断できるようになることで、自己肯定感が高まり、前向きな気持ちで行動するようになります。
親として、お子さんの小さな成功を見逃さず、適切な言葉で評価してあげましょう。

休むことの大切さを認める

不登校のお子さんの学習において、常に高い目標を設定することは大切ですが、時には休むことも重要です。
お子さんが疲れている様子が見えたら、親として「今日は休んでいいよ」と声をかけることが必要です。

親御さんは学習の進度が遅れることを心配するかもしれませんが、お子さんが無理をしてしまうことの方が問題です。
お子さんは親の期待に応えようと無理をすることがありますが、休むことも学びの一部であると認識させることが大切です。

疲れた状態で勉強を続けるよりも、リフレッシュしてから取り組む方が効率は確実に上がります。
お子さんが完全に休息をとることで、次に勉強に取り組む際の集中力や理解力も向上します。

不登校であっても、休むことを計画に組み込み、バランスの取れた学習を心がけましょう。
親御さんが適切なタイミングで休むことを許可することで、お子さんの学習効率が向上し、健全な学習習慣を身につけることができます。

まとめ

不登校のお子さんをサポートするためには、親御さんの適切な声掛けとサポートが非常に重要です。
お子さんが自分の価値を再確認し、自信を取り戻すためには、お子さんが大切な存在であることをしっかりと伝え、現在できていることを評価することが大切です。

また、適切な目標設定を行い、無理のない範囲で少し高めの目標を提示することで、お子さんの達成感を育むことができます。

そして、時には休むことも大切だということを理解し、適切に休息を取らせることで、お子さんの学習効率を高めることができます。
親御さんがこれらのポイントを心がけることで、お子さんが前向きな気持ちで学習に取り組むことができるようになり、再び学校に通う意欲を高めることができるでしょう。

オンライン家庭教師ドリーム
教務代表 山田 祐大

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