コラム

高校1・2年生で差がつく勉強法!受験を見据えた基礎固めのススメ

高校1・2年生で差がつく勉強法!受験を見据えた基礎固めのススメ 公開日:

高校生活が始まると、中学までとは比べものにならないほど学習内容は高度になり、部活動や友人関係、アルバイトなど勉強以外の要素も一気に増えていきます。
その中で、学力の差が大きく広がり始めるのが高校1・2年生の時期です。

「受験は高3からでいい」と思っていると、後になって大きな焦りにつながります。
逆に、早めに勉強習慣を整えて基礎を固めておくと、3年生になってからの受験勉強をスムーズに始められ、志望校合格の可能性が一気に高まります。

ここでは、なぜ高校1・2年生の勉強が大切なのか、その理由と具体的な学習の進め方、さらに日々の学習習慣の作り方まで詳しく解説します。

高校1・2年生の勉強が「勝負」と言われる理由

高校1・2年生の勉強が「勝負」と言われる理由

受験範囲の大部分は高1・高2で習う内容だから

大学入試問題を見てみると、実は出題の多くが高1・高2で習う範囲から構成されています。
特に英語(文法・長文読解)、数学(数ⅠA・数ⅡB)、理科(物理基礎・化学基礎など)は、高3になる前にどれだけ理解できているかが合否を左右します。

基礎固めが遅れると“雪だるま式に遅れる”

高校の勉強は積み上げ式です。
例えば英語なら文法が理解できないと長文も解けず、数学も公式の理解が浅いと応用問題に歯が立ちません。
高1でのつまずきを放置すると、高2・高3で「分からないことが多すぎて復習から始める」状況に陥り、時間的に追いつけなくなります。

評定・内申は高1からカウントされる

推薦入試や総合型選抜を視野に入れる場合、高校1年生の成績から評価対象となります。
つまり「高3から頑張る」ではなく、「高1の1学期から頑張る」ことが、そのまま進路の選択肢を増やすことにつながります。

高1で取り組むべき勉強内容と習慣

高校1年生は、入学して新しい環境に慣れることにエネルギーを使いやすく、勉強に対する意識が後回しになりがちな時期です。
しかし、この段階でしっかりと「学習習慣を整え、基礎を徹底する」ことが、その後の高校生活や大学受験の大きな財産となります。
高1で築いた基礎が、高2・高3の学力の伸び方を決定づけるといっても過言ではありません。

基礎科目の徹底強化

<英語>

英語は大学入試において最も重要な科目です。高校に入ると英文法や長文読解のレベルが一気に上がるため、早い段階で土台を作ることが欠かせません。
特に 「単語・熟語・文法」 は英語力を支える三本柱です。

単語帳を毎日10〜20語ずつ進め、覚えた単語を翌日必ず復習する「反復学習法」が効果的です。
音読を取り入れることで、発音・リズム・理解のスピードが同時に鍛えられます。
文法は学校の授業を中心に、教科書や問題集の例文を「自分で口に出して説明できる」レベルまで習得することが大切です。

<数学>

数学は「教科書の理解度」が成績を大きく左右します。
難問集に手を出すよりも、まずは教科書の例題・基本問題を完璧に仕上げることを優先しましょう。

解法を覚えるだけではなく、「なぜこの式変形をするのか」を自分で言語化することで応用力がつきます。
苦手意識がある人は、毎日5問だけでも解く習慣をつけると“勘”が養われます。
定期テスト直前にまとめて詰め込むのではなく、日々少しずつ演習することが安定した得点につながります。

<国語>

国語は「感覚科目」と思われがちですが、しっかりとした対策で得点力を高めることができます。

・現代文

文章の要旨をつかむ練習を繰り返すことが重要です。
段落ごとに要約し、筆者の主張を整理する癖をつけましょう。

・古文・漢文

早めに基礎文法をマスターし、重要単語を毎日コツコツ覚えることが得点力の近道です。
特に古文単語は300語程度を1年生のうちに固めると、高2以降の古文読解が格段に楽になります。

習慣化の工夫

勉強は「一度に長時間」よりも「短時間でも毎日続ける」方が効果的です。
毎日30分でも机に向かう最低ラインを設定し、「やらない日を作らない」ことを最優先にしましょう。
授業後 24時間以内に復習すると、記憶の定着率が飛躍的に上がります。
部活や行事で忙しい日でも、英単語の復習や5分の音読など「小さな学習」をゼロにしないことが大切です。
この習慣が1年続けば、大きな知識の差となり、2年生以降での学力の伸びを大きく左右します。

高2で意識したい勉強と行動

高校2年生になると、学習範囲がさらに広がり、数学ⅡBや理科科目の本格的な内容に入ります。同時に部活や学校行事のピークを迎え、勉強時間が減りやすい学年でもあります。
しかし、この高2の過ごし方が、受験期の自分にとって大きな分かれ道となります。

苦手科目の克服

高2は苦手科目を克服できるラストチャンスです。
高3になると演習中心に切り替わり、基礎固めに割く時間はほとんどなくなります。

英語長文が苦手なら、毎日短い英文を読む習慣をつける。

数学Ⅱの微分・積分に苦手意識があるなら、公式暗記に頼らず「なぜそうなるか」を理解する学習を進める。

理科や社会はこの時期からインプットを開始し、知識を積み上げておくと高3での演習がスムーズになります。

模試の活用

高2後半からは模試を「単なる成績表」としてではなく、弱点を発見するための診断ツールとして利用しましょう。

間違えた問題を分析し、知識不足・理解不足・ケアレスミスのどれなのかを分類する。
成績を見て一喜一憂するのではなく、「次の模試までに何を改善するか」を明確にする。
模試をペースメーカーとして活用すれば、学習計画の進捗管理もスムーズになります。

受験勉強のスタートライン

難関大学を目指すなら、高2の冬から受験勉強を始めるのが理想です。
志望校の過去問に軽く目を通し、問題の傾向を把握する。
英単語帳を入試レベルに切り替え、毎日100語前後の反復学習を習慣化する。
高2のうちに「基礎知識の8割」を固めておくと、高3では応用・演習に集中できるようになります。

高校1・2年生共通で大切なこと

毎日の小さな積み重ね

勉強は「明日まとめてやろう」では成果が出ません。
5分でも今日やる習慣を守ることが、1年後に大きな学力差となって表れます。

勉強法の見直し

ただノートを写すだけでは学力は伸びません。
学んだ内容を「自分の言葉で説明できるか」を基準にすると、理解度を客観的に把握できます。友達や家族に説明するつもりで勉強するのも効果的です。

自己管理力の育成

  • 勉強と部活、友人関係の両立には自己管理が欠かせません。
  • 1日のスケジュールを時間ごとに決めて動く。
  • 優先順位をつけ、まずは重要な勉強から取り組む。
  • 睡眠や食事も含めて健康管理を意識する。

こうした自己管理力は、大学受験だけでなく社会人になってからも役立つ一生のスキルです。

オンライン家庭教師の活用で勉強効率を最大化

高校生の勉強は「やる気」と「環境」で大きく左右されます。
忙しい毎日の中でも、オンライン家庭教師を活用することで次のようなメリットが得られます。

  • 柔軟な時間調整:部活や行事と両立しやすい。
  • 個別対応:苦手科目に特化した指導が可能。
  • 質問のしやすさ:学校で聞けなかった疑問をすぐに解決できる。

オンライン家庭教師サービス では、高1・高2生向けに基礎固め+受験準備コースを用意し、定期テストから入試対策まで段階的にサポートしています。

保護者の方へ

お子さまが高校生になると、勉強内容が専門的になり、保護者が直接教えるのは難しくなります。
また、思春期のため「親の言葉が響きにくい」こともあるでしょう。
そんな時こそ、第三者のプロによる指導が効果を発揮します。

保護者にできることは、環境づくりと適度な声かけです。
学習習慣を支えるために「応援する姿勢」を持ちつつ、細かな学習指導は家庭教師や塾に任せると、お子さまの自立心を育てることにもつながります。

まとめ

  • 高校1・2年の学習内容は大学受験の土台
  • 苦手を克服するなら今が最後のチャンス
  • 学習習慣を確立すれば将来にも役立つ
  • オンライン家庭教師の活用で効率よく力を伸ばせる

「今はまだ大丈夫」と思っている人ほど、早めに行動することが未来の成功を引き寄せます。
1日5分でも構いません。今日からの積み重ねが、1年後・2年後に大きな自信となって返ってきます。

オンライン家庭教師ドリーム
教務代表 山田 祐大

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